NRIセキュア、特権ID管理の手作業を削減する「SecureCube Access Check」の新バージョン(6.6.0)を提供開始

パスワード払い出しの対象範囲を拡大、棚卸からアカウント是正までを効率化

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

2026-09-30 11:00

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は、情報システムのあらゆる操作権限を持つ「特権ID」[1]の管理ソリューション「SecureCube Access Check(セキュアキューブアクセスチェック:以下、本製品)」[2]の新バージョン(6.6.0)を、本日から販売します。 新バージョンでは、特権IDのパスワード払い出しの対象範囲を拡大しました。パスワードの自動更新に対応していないシステムを含め、申請・承認から払い出しまでを一元管理でき、個別運用による属人化や手作業に伴うミスを抑えます。また、IDプロビジョニング[3]機能を強化し、アカウント情報の可視化から是正までを本製品上で行えるようにしました。これにより、棚卸や監査対応にかかる負荷を軽減します。
◆表計算ソフトでの個別管理が、棚卸・監査対応の負荷に
近年、サイバー攻撃の高度化や内部統制強化の要請を背景に、特権IDの適切な管理は企業にとって重要なテーマとなっています。一方、複数のシステムが混在する環境では管理方法が分散しやすく、特にパスワードの自動更新に対応していないシステムでは、特権IDのパスワード払い出しを表計算ソフトなどで管理するケースがあります。こうした個別管理は、棚卸や監査対応の負荷増大に加え、運用の属人化や人為的ミスのリスクにもつながります。

◆新バージョンの特長
そこで新バージョンでは、こうした課題に対応するため、パスワード自動更新に対応していないシステムでもパスワード払い出し機能を利用できるようにしたほか、IDプロビジョニング機能を強化しました。また、ロードバランサー[4]を利用した構成にも対応しました。

おもな機能強化のポイントは、以下の通りです。

1.パスワード自動更新に対応していないシステムでもパスワード払い出しが可能に
従来、本製品のパスワード払い出し機能では、利用後のパスワード自動変更を前提としていたため、パスワードの自動更新に対応していないシステムは対象外でした。新バージョンでは、こうしたシステムにおいても、パスワード払い出し機能を利用できるようになりました。

これにより、表計算ソフトなどで個別に管理していた特権IDについて、申請・承認からパスワード払い出しまでを本製品上に集約できます。管理作業の負荷を軽減するとともに、手作業に伴う記載漏れなどのミスを抑えます(図1を参照)。

図1:パスワード払い出し機能のイメージ

2.IDプロビジョニング機能を強化し、棚卸から是正までの実効性を向上
本製品のIDプロビジョニング機能ではこれまで、管理対象機器からアカウント情報を収集し、一覧として表示することができました。新バージョンでは、この機能を強化し、アカウントの追加・更新・削除も本製品上で実行できるようにしました。実行結果は履歴として記録されるため、監査証跡としても利用できます。

例えば、棚卸によって不要なアカウントが確認された場合、管理対象機器へ個別にログインすることなく、本製品上で削除できます。棚卸の結果をもとに別途修正作業を行う手間を減らし、是正までの時間短縮や対応漏れのリスク軽減につながります(図2を参照)。

図2:IDプロビジョニング機能のイメージ

3.ロードバランサー対応により、安定したアクセス環境を提供
ロードバランサーによるアクセスの自動振り分けに対応しました。

これにより、正・副の冗長構成においても、利用者は接続先サーバーを意識することなくアクセスできるようになり、サーバー切り替え時の運用負荷を軽減します。

新バージョンのライセンス費用は、350万円(税込385万円)からです。本製品の詳細については、次のWebサイトをご参照ください。

(リンク »)

NRIセキュアは今後も、企業・組織の情報セキュリティ対策を支援するさまざまな製品・サービスを提供し、安全・安心な情報システム環境と社会の実現に貢献していきます。

このプレスリリースの付帯情報

図1:パスワード払い出し機能のイメージ

用語解説

[1]特権ID:rootやAdministratorなどに代表される、情報システムを利用する上であらゆる操作が可能な最高権限を持つIDを指します。昨今では、クラウド管理を行うアカウントや、SaaSの管理者アカウントなども特権IDとして扱います。

[2]本製品は、内部不正やサイバー攻撃の被害拡大を防ぐために、特権IDの管理・運用フローを整備し、アクセス制御、ログの取得・保管等、適切な特権ID管理や監査効率の向上を実現するものです。延べ700以上の企業や組織で利用されており、特権ID管理市場でシェアNo.1(※)を獲得しています。※出典:ITR「ITR Market View:アイデンティティ・アクセス管理/個人認証型セキュリティ市場2026」特権ID管理市場:ベンダー別売上金額シェア(2024年度)(本製品とAccess Check Essential、SaaS型特権IDソリューション「Cloud Auditor by Access Check」が対象)

[3]IDプロビジョニング:情報システムの利用に必要なアカウントの作成・変更・削除を、あらかじめ定めた手順に沿って行う仕組みを指します。

[4]ロードバランサー:複数のサーバーに通信を振り分け、負荷の分散や機器障害時の接続先切り替えを行う装置・機能を指します。

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