xfyラプソディ--第3番:再利用 - (page 2)

福田昌弘

2007-06-13 14:00

横断的な検索

 ここに示したXMLオブジェクトは、次のスキーマでそれぞれ構成されている。ここで注目してほしい点は、どのスキーマにも“issue(課題)”というスキーマが組み込まれていることである。

xfy03_03 各XMLオブジェクトのスキーマ構造。どのスキーマにも“issue(課題)”というスキーマが組み込まれている点に注目。(画像をクリックすると拡大表示します)

 このように共通スキーマを利用することで、営業報告書、顧客対応状況、品質管理票という3種類のXMLオブジェクトを横断する検索が可能になる。実際の“issue(課題)”は、次のスキーマ構造とビューを採用している。

xfy03_04 “issue(課題)”のスキーマ構造。

xfy03_05 “issue(課題)”のビュー。(画像をクリックすると拡大表示します)

 そして、XMLオブジェクトリポジトリ操作ツールで、テンプレートして“issue.xml”を指定することで、製品名やアプリケーション名を扱う要素“name”に“Word”を含むXMLオブジェクトを次のように抽出できる。ちなみに、xfyでは、分類タグと呼ぶ機能によって、同じ意味を持つ要素をまとめて検索できる。

 たとえば、ここでは、営業週間報告書や品質管理表の要素“product_name”での要素“name”と、顧客対応状況の要素“application”での“name”を同じ意味を持つものとして分類タグでまとめ、検索できるようにしている。

xfy03_06 XMLオブジェクトに対する横断的な検索。(画像をクリックすると拡大表示します)

 そして、検索結果の適当な行をダブルクリックすることで、その内容が次のように表示される。

xfy03_07 検索結果の表示。(画像をクリックすると拡大表示します)

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