「働き方改革」や「ワークライフバランス」という時代の潮流の中、デジタルトランスフォーメーションや業務生産性の向上といったIT課題に立ち向かうために、クラウド技術は企業にとって大きな力となる。だが、適切に制御し、セキュリティを確保できなくては、その力がかえって、企業にとってのリスクになりかねない。
そこでこの特集では、クラウド技術を使いこなし、メリットを享受するために必須の条件とは何かを、主にセキュリティや統制の観点から検討。「シャドーIT」や、クラウド上にある「データのガバナンス」といった問題を解決する術を探っていく。
さらに、多くの企業に影響を及ぼすことになる、2017年5月施行予定の改正個人情報保護法やヨーロッパ連合(EU)の「一般データ保護規則」(GDPR)の動きを視野に入れ、なるべく少ない負荷で、こうした新たな枠組みに対応するヒントを紹介する。

“コンテンツ”と“クラウド”の最適活用で 失敗しない働き方改革を 具体的な目標を設定し、最適なIT技術を選ぶ

変化するビジネス環境にいかに対応するか? -いま、企業が取り組まなくてはならない情報ガバナンスを再考する
