メガトレンドにも対応するHPの製品群
展示エリアは「モビリティ」、「ビッグデータ」、「クラウド」、「統合インフラストラクチャ」、「ネットワーク」、メガトレンドにも繋がる5つのカテゴリーを用意。各ブースでは、日本HPが提供するUltrabookを始め、3PARや発表のあった「HP Moonshot」、製品とソリューションを展示とデモで紹介していた。
各ブースには途切れることなく来場者が参加者が訪れた
ここ数年、急速な盛り上がりを見せる「モビリティ」では、タブレットとノートPCの利点を組み合わせた"合体PC"「Envy x2」やWindows8搭載で頑強さと長時間稼働が売りのビジネスタブレット「ElitePad 900」を展示。実際に触りながら、想定活用シーンを説明してくれた。またビジネスシーンで、モバイルを活用するために欠かすことのできない仮想デスクトップの構築やモバイルアプリケーションの試験・管理環境を整えるソリューションでは、デモを実施した。
そして、いま大きな期待が寄せられる「ビッグデータ」では、デモを通してビッグデータの自動解析ツール「Autonomy IDOL」を紹介。複雑な分析を可能にする多変量テストやWEBコンテンツを俯瞰し管理できるソリューションの動きを解説していた。また、「HP Indigo デジタル印刷機」では、オフラインの世界でオウンドメディアを立ち上げる視点、手法を紹介、紙の世界に新たな価値の提供を行っていた。
昨今のIT業界に大きな革新をもたらした「クラウド」では、OpenStackを盛り込んだ「HPクラウドソリューション」のデモンストレーションを実施。「HP CloudSystem」によるハイブリッドクラウド環境の管理を体験できるほか、同社の技術エキスパートが質問に対応、実践性を重視している印象を受けた。また、同コーナーでは、大判プリンタをクラウド化するソリューションも展示。印刷業界に変革をもたらすであろう同ソリューションには、大きな期待が膨らんだ。
これらのソリューション、製品の"核"となる「ネットワーク」では、昨今のトレンドであるSoftware Defined Networking(SDN)とBring Your Own Device(BYOD)を実現に導くHP仮想シャーシ機能「HP Intelligent Resilient Framework 2(IRF)」のデモを実施。同機能は昨年末に日本HPが発表したスイッチ製品も対応している機能、複数のスイッチを単一のスイッチのように管理でき、ネットワークの冗長化を容易に管理できる特長を持っている。
また会場では、日本HPと関係の深い企業による展示ブースも注目を集めた。日本HPのソリューションを支える仮想化製品のブースや、x86サーバとオープンソースを組み合わせたスケールアウト型のストレージソリューション、ビジネススピードを加速させるデータウェアハウスアプライアンスなどの説明担当者に、来場者が順番をつくり、熱心に質問する姿が目立った。
このほか会場には、日本HP50年の歩みを振り返る展示コーナーも開設された。