VDI、SDN、アプリケーション仮想化は普及する? 海外調査データが示す、一歩先のITインフラと仮想化

Charles McLellan (ZDNet UK) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2013-09-09 14:00

[PR]「クラウド時代」のITインフラストラクチャを支える重要なテクノロジである仮想化は、今後どうなっていくのだろうか。本記事では1960年代のメインフレーム時代にまでさかのぼり、仮想化技術の将来を展望する。

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 そもそも仮想化は新しくも古い技術であり、そのルーツは1960年代のメインフレーム時代にまでさかのぼる。そしてPC時代の仮想化が始まったのは1987年、Insignia Solutionsの「SoftPC」からである。

 そして現在においても仮想化技術は日々進歩しており、いまやサーバ、ストレージにとどまらず、デスクトップやネットワーク、さらにアプリケーションに至るまで、仮想化によって柔軟性と拡張性、管理性、セキュリティに優れたITインフラストラクチャを構築し、基盤となるハードウェアを最大限の効率で利用できるようになっている。

 とはいえ現段階では、ITの専門家がまだ仮想化に取り組み始めたばかりという企業のほうがまだ多数派だ。ある調査によれば、過去1年間で配備が最も難しかったITプロジェクトとして挙がった上位3項目が、いずれも仮想化に直接関係するものだった。別の調査によれば、企業は現在平均して46%のサーバを仮想化しているというが、サーバ仮想化が道なかばにあることを示す結果ともいえる。

 さらに、ひとくちに仮想化といっても、サーバ仮想化のように成熟し広く利用されているテクノロジもあれば、発展のごく初期段階にすぎないテクノロジもある。仮想化が企業ITの未来を握っていることは間違いないとしても、それでは今後主流になりうるテクノロジは何なのだろうか? そこで多くの企業に対し、次のような質問を投げかけてみた。そこから見えてきたのは、非常に興味深い結果だ。

  • 複数種類のストレージを制御するために、外部のストレージ仮想化ソフトウェアを使用していますか?
  • ファブリックベースおよび、ソフトウェアベースのネットワークを配備する予定がありますか?
  • SDNテクノロジの潜在的なメリットとして大きいのはなんですか?
  • デスクトップのうち何パーセントがVDIで仮想化されていますか?
  • 2013年度末までに、SQLサーバなどのミッションクリティカルなアプリケーションのうち、どれを仮想化する予定ですか?

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