HPが呼びかける、今できるサーバー節電術--費用ゼロでも可能な方策はある

4.冷却装置を制御し、無駄に冷やさない

 4つ目のポイントが冷却装置だ。冷却ファンの回転をコントロールすることは、消費電力を最小限にするのに大きく役立つ。

 HPでは独自の電力関連技術として、1サーバー筐体内に最大32個ものスマートセンサーを取り付けており、サーバーラック内のすみずみまで温度管理を行っている。ホットスポット部分のファンのみ回転数をアップして全機フル回転を回避したり、I/Oおよびメモリスロットの電力消費を自動調整したりするのだ。

 また、その電力変動データをOnboard AdministratorとiLO3が過去24時間分取得し、エンクロージャーもしくはサーバー単体レベルでリアルタイムに監視することで、部門別に消費電力の指導を行うことも可能にしている。

HP BladeSystem Onboard Administratorがリアルタイムにエンクロージャーレベルで冷却監視を行う HP BladeSystem Onboard Administratorがリアルタイムにエンクロージャーレベルで冷却監視を行う

5.コストはかかるが節電効果が高いサーバー集約

 そして、最も消費電力削減効果の高い施策が、5つ目のサーバーの集約化である。

 最新のサーバーと仮想化技術の導入が前提となるが、2004年に発売したラックマウントサーバー「HP 9000 rp3440」(PA-8900デュアルプロセッサーモジュール搭載)75台を、クラウド対応ブレードシステム「HP Integrity Superdome 2」(Itaniumプロセッサー:128コア)1台に統合する試算では、消費電力が65%削減し、一般家庭10軒分(40KW)の電力に相当する電力が節約できる効果が生じたという。

(ダウンロード資料:こんなに違う!最新サーバーの節電効果

計画停電や電力の総量規制に応じた異なる対策への準備が必要

 以上、全くコストのかからない方法から、それなりの投資が必要な方法までさまざまな電力削減手法を紹介してきた。

 今後、どれほどの需給調整が行われるかは不明確だが、手をこまねいて時間を浪費することだけは避けなければならない。山中氏は、「さまざまな事態を想定したシミュレーションを行って、ビジネス実態に応じた節電対策を今のうちから整理しておくべきでしょう」とアドバイスする。

 未曾有の災害を経験した今、企業は無駄の洗い出しやさらなる効率化への機会を与えられたと考えるべきなのかも知れない。ぜひ、持てる知力をフル活用して企業体力の強化につなげていただきたい。まずは、サーバーの電力対策チェックリストでシステムの節電対策に向けたセルフアセスメントを行ってみてはいかがだろうか。

(ダウンロード資料:サーバーの電力対策チェックリスト

 なお今回ご紹介したような電力問題への対応ほか、事業継続計画など直近の課題にも対応したセミナーイベントが近く開催の予定だ。HPの主催で「これから日本が向かう未来において、ITが果たす役割を考える」というもので、HPの対応ソリューションも紹介される。いち早いビジネスの回復・成長に注力される方々にも、是非ご参考にしていただきたい。

HP TECHNOLOGY@WORK 2011 ~明日のために、ITができること~
開催:6月1日 参加無料(ただし400名の事前登録制)

提供:日本ヒューレット・パッカード株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]