日本IBM 三澤氏が語る、かつてない変化に企業が対応するための“3つ”の鍵

 「まだピンと来ないかもしれないが、変化は確実に起こっている」――企業ITを取り巻く環境はいま、どのような変化を見せようとしているのだろうか。そして、われわれはどのようにこの変化に備え、対応すべきだろうか。日本IBM 取締役専務執行役員 IBMクラウド事業本部長 三澤智光氏に、ZDNet Japanの怒賀新也が切り込んだ。

 スマートフォンやソーシャルネットワークの普及にともない、世界は激変しつつある。三澤氏自身、「スマートフォンを利用して、24時間365日、常につながっているのが当たり前の世界になりつつある。自分自身の生活を振り返ってみても、昔はあれほど好きだった漫画や小説もスマホのコンテンツとして費やす時間が増えている。全てスマホに時間を吸い取られている」と振り返る。

 これに伴い、「デジタルイノベーション」といった言葉に代表される通り、思いもよらないところからITを駆使したスタートアップ企業が現れ、業界地図を塗り替えてしまうケースも珍しくはなくなっている。例えば小売業ならば、ECサイトが市場に与えたインパクトは大きなものがある。スマホアプリ対応に続き、Webサイトのスマホ向け最適化が求められ、SNSやネット上の情報が参考にされることを見越して、顧客とのコミュニケーションを図らなければならない。一方で、単にSNS情報を発信するのではなく、これまで社内に蓄積してきた顧客情報とリンクさせることが、マーケットの変化に取り残されないためには必要だが、社内のシステムがサイロ化し、市場の変化にシステムの変化のスピードが追いつけていないという実態もある。

 こんなふうに、今わたしたちは大きな「変化」を目の当たりにしている。その変化に対応するための鍵とは何だろうか。

日本IBM 取締役専務執行役員 IBMクラウド事業本部長 三澤智光氏
日本IBM 取締役専務執行役員 IBMクラウド事業本部長 三澤智光氏

 「まず、これまでとは桁違いの量のデータを活用する必要がある。人間はもともと適応力のある生物だが、現在の情報量たるや莫大で、人間の適応能力、処理能力を超えつつある。それでも、こうした爆発的な量のデータを活用するしかない」(三澤氏)。しかも、活用すべきデータの種類は、既存の社内システムに蓄積してきた構造化データだけに限らない。この先IoTやセンサーといった新たな機器から日々生み出されるであろう膨大なデータや、画像や動画といった非構造化データ、そしてSNSやニュースなど企業の外にあるデータを合わせ、かつその活用の粒度を上げる必要がある。

 活用すべきデータの量が人間の処理能力を超えているならば、何が必要だろうか。それは「AI」の力だ。だが、AIは単体で存在しているだけでは力は発揮できず、そのバックエンドとしてデータベースや既存システムとの連携をサポートした複雑なシステムが欠かせない。そして、その複雑なシステムをすばやく、スモールスタートで展開するには「クラウド」の利用が不可欠だ。つまり、膨大な「データ」を活用するには「AI」が必須であり、その「AI」をフルに生かすには「クラウド」が必須である。その三者をうまく活用することが、変化に直面する企業が生き延び、成長する鍵となると三澤氏は述べる。

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