ITインフラを変革する"新しいPower Systems"をお披露目 - 日本IBM「Infrastructure Matters 2014」5月28日開催

識者によるパネルディスカッション、最新技術の展示に要注目

 続くセッションでは、いよいよ技術の詳細が明かされていきます。その前に、キーワードの1つである、オープン・テクノロジーについて、おさらいしておきましょう。

 オープン・テクノロジーとは、インターネットの標準技術を中心にして、他社との連携性を高め、テクノロジーを共同で発展させていこうという考え方のことです。日本IBMによると「POWERアーキテクチャに基づくプラットフォームのイノベーションが加速しています。共同でのビジネス推進にご賛同いただく企業も日々増えており、エコシステムが拡大しているところです」と説明します。

 たとえば、IBMは昨年8月、IBM、Google、NVIDIA、Mellanox、Tyanという企業5社同士で集まって、コンソーシアム「OpenPOWER Foundation」を設立しました。このコンソーシアムでは、POWERアーキテクチャをオープンにし、コミュニティベースでの開発やフィードバック、競合への技術仕様のライセンス提供を進めているそうです。このOpenPOWER Foundationへの参加企業は現在25社にまで増えました。日本からも、日立製作所が参加するなど、さらに広がりを見せています。ちなみに、オープンテクノロジーの代表ともいうべきLinuxへの投資は、1000億円規模に達しているそうです。

続くセッションではこうした取り組みも含めて紹介されます。まずは、日本IBMの取締役執行役員テクニカル・リーダーシップ担当の宇田茂雄さんが登壇します。宇田さんの演題は「IBM先進技術の集大成がもたらすビジネスへの貢献」。IBMが持つさまざまな最新技術をわかりやすく解説する予定です。''

 IBMでは、OpenPOWER Foundation設立のほかにも、OpenStackやCloud Foundryなどのクラウド基盤開発への貢献も行っています。特に、Linuxをイノベーションの源泉と位置づけ、POWER8で、Red HatやSUSE Linuxに加え、Ubuntu Serverのサポートと、仮想化基盤「PowerKVM」に対応しました。宇田氏からは、こうしたオープン・テクノロジーに関する一連の取り組みとオープン・テクノロジーを採用した新製品群の特徴、活用法を示されます。

 宇田氏の講演のあとは、オープン・テクノロジー分野の有識者が登壇する、パネルディスカッションが開催されます。

パネルディスカッションのテーマは「オープン・テクノロジーがもたらすイノベーション」です。パネリストは、日本OpenStackユーザ会会長で伊藤忠テクノソリューションズの中島倫明さんと、The Linux Foundationジャパン ディレクタの福安徳晃さん。そして、日本IBMからは、専務執行役員システム製品事業本部長の三瓶雅夫さんが参加します。

 パネルディスカッションでは、ITにおける「オープン」とは何かをあらためて考えながら、オープン・テクノロジーの活用がもたらすビジネスへの貢献と、今後のオープン・プラットフォーム動向についてディスカッションしていくとのことです。


 いかがでしょうか。ビッグデータ、クラウド、オープンを軸とした"新しいPower Systems"は今まさにかたちづくられようとしています。そして、その全貌を紹介するイベントが「Infrastructure Matters 2014」なのです。

 「いま企業に求められているのは、運用管理の負担を軽減し、新たな事業価値を生む次世代のIT基盤を構築することです。IBMは従来型システムの限界を超える画期的なプラットフォームでお客様のビジネス変革を支援する準備を進めてきました。その中核となるPower Systemsの未来像を示したいと思います」(日本IBM)

提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2014年5月28日
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