専用NASへの移行で 低コスト・手間要らず・高信頼の ファイルサーバ運用を

来年(2014年)7月、マイクロソフト「Windows Server 2003」のサポート期間が終了する。そのタイムリミットが刻一刻と近づくなか、Windows Server 2003ベースのファイルサーバを、「Windows Storage Server」ベースのNAS(Network Attached Storage)に移行させる手法に多くの関心が集まっている。ここでは、アイ・オー・データ機器のストレージ・ソリューションを基に、その利点を改めて考察する。

ストレージサーバのコストメリット

宇津原 武氏
宇津原 武氏
アイ・オー・データ機器
事業戦略部 商品企画2課
課長

 アイ・オー・データ機器 事業戦略部 商品企画2課の宇津原 武 課長は言う。

 「Windows Server 2003のサポート切れが間近に迫る今、多くのお客様が、ファイルサーバ環境の刷新を急がなければなりません。そのための最良のソリューションを提供することが、我々のスタンスであり、またミッションなのです」――。

 周知のとおり、アイ・オー・データ機器の「LAN DISK Z」シリーズは、法人向けのNAS製品――とりわけ、中堅・中小の組織に向けたNAS製品の市場で高いシェアを堅持する製品だ。その実績と信頼の製品をベースに、Windows Server 2003上で構築され、運用されてきたファイルサーバのマイグレーション・刷新を強力に支援するというのが、アイ・オー・データ機器の基本的な考え方だ。

 この考え方は、シンプルであり、ユーザーに多くのメリットをもたらすものでもある。中でも大きなメリットの1つがファイルサーバの移行コストを削減できる点だ。

 例えば、Windows Server上でファイルサーバを構築・運用し、組織内でのファイル共有を図る場合、ユーザーや端末ごとに「クライアント・アクセス・ライセンス(CAL)」を購入しなければならない。それは、同OSの最新版「Windows Server 2012 R2」についても同様であり、ファイルサーバのアーキテクチャをそのままに、プラットフォームだけをWindows Server 2003から同2012 R2に単純に切り替えようとすると、ファイルサーバにアクセスするユーザー/端末の数だけCALを購入する必要に迫られる。

 ところが、Windows Storage Server搭載のストレージ製品をファイルサーバとして使うのであれば、CALの別途購入は不要だ。結果、Windows Server 2003から新環境へのマイグレーション・コストを大きく抑えることが可能となる。

「HDL-Z4WMC2シリーズ」
「HDL-Z4WMC2シリーズ」
OS:Windows Storage Server 2012 R2 Workgroup Edition/4ドライブ構成/ディスク容量:4TB~16TB/価格:19万円~30万円/製品保証期間:3年/ユーザー数:50)
「HDL-Z6WLC2シリーズ」
「HDL-Z6WLC2シリーズ」
OS:Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition/6ドライブ構成/ディスク容量6TB~24TB/価格32万円~48万円/製品保証期間:3年/ユーザー数:無制限

 例えば、「Windows Storage Server 2012 R2 Workgroup Edition」を搭載したLAN DISK Zの「HDL-Z4WMC2シリーズ」(4ドライブ構成・ディスク容量4TB~16TB/価格19万円~)や、「HDL-Z2WMC2シリーズ(2ドライブ構成・ディスク容量2TB~8TB/価格11万8,000円~)の場合、50ユーザーまでのアクセスに対応する。したがって、これらのNAS製品でファイルサーバ環境を構築すれば、50名分のCALが不要となり、ファイルサーバのマイグレーション・コストを最大20万円(CALのライセンスフィーは1アカウント4,000円換算)減らすことができるわけだ。その削減分だけで新規ストレージの導入コストがほとんどペイできる計算になる。加えて、LAN DISK Zシリーズには、「Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition」を搭載した(ユーザー数無制限)シリーズもあり、こちらを用いれば、100名強が利用するファイルサーバ環境を集約し、その人数分のCALのコストを削ることができる。

ファイルサーバの切り出しによる負荷とリスクの分散

 一方、単一のサーバ上で、Windows Server 2003ベースの「Active Directory」やアプリケーション、そしてファイルサーバを管理・運用しているケースもあるだろう。このような場合も、「ファイルサーバをサーバ環境から切り出し、専用のNASに移行させるのが得策です」と、宇津原氏は説く。

 同氏によれば、ファイルサーバの機能は、サーバマシンのCPU・メモリリソースの多くを消費し、同時にアクセスするユーザー数が増えるに従って、(同じサーバ上にある)他のアプリケーションに大きな負荷を与えるようになるという。

 「そこで、ファイルサーバの環境をNASに移行させ、業務システムから切り離すのです。これにより、システム全体のパフォーマンスは高まり、万が一どちらかの機器に障害が発生した場合でも、被害を最小限にとどめることが可能になるのです。また、将来的に業務システムを仮想化やクラウド化へ展開するなど、ファイルサーバとは更新タイミングを独立する事で、効率的なシステム投資が可能となります」(宇津原氏)。

ファイルサーバをNASに集約。ITリソース・リスクの分散化を図る


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