専用NASへの移行で 低コスト・手間要らず・高信頼の ファイルサーバ運用を

ソフトウェアと充実のサービスで移行と運用の負荷を大幅低減

 Windows Server 2003から新環境への移行は、必須ではあるが、ユーザーサイドの「ビジネス・ニーズ」から生まれた「システム改変」ではない。よって、ユーザー側にすれば極力コストを抑えながら、必要な措置を講じたいと考えるのが通常だろう。しかも、中小の一般的な企業では、ファイルサーバの新環境へ移行や保守管理に多くの人的リソースを割くこともできない、よってこの辺りの手間は、極力抑えることがどうしても必要になる。

 LAN DISK Zシリーズには、こうした課題解決の一手もしっかりと提供されている。

 まず、NAS環境(ストレージサーバ)にファイサーバを移行させる手間は、LAN DISK Zシリーズ向けに標準で提供されるバックアップ・ツール「Sync with Business Edition」によって、大きく軽減することができる。というのも、同ツールは、サーバ上の共有フォルダや設定情報を別サーバへ自動的に定期バックアップ(二重化)することが可能だ。これを活用すれば、Windows Server 2003搭載サーバをマスター機、新規に導入したLAN DISK Zをスレーブ機として用い、両者の設定情報(IPアドレスなど)やデータを同期させられるのである。そして、データ移行が完了した時点で、Windows Server 2003搭載サーバをシャットダウンすれば、すべての移行作業が完了することになる。

 「Sync with Business Editionは、あくまでも基本的なバックアップ機能を提供するツールで、より高度なバックアップ機能をお求めのお客様は、当社パートナー企業の製品をお使いいただくことになるでしょう。ただし、ファイルサーバの移行作業を軽減するという点では、Sync with Business Editionも非常に有用なのです。さらに、移行にとどまらず、移行後の日々の定期的なバックアップ、そして、特に重要なデータのMicrosoft Azureへの転送によるBCP対策なども視野に入れた運用も可能です」(宇津原氏)。

 アイ・オー・データ機器ではまた、ユーザーによるNAS(LAN DISK Z)の運用管理負荷を軽減すべく、24時間365日の遠隔監視サービス「NarSuS」も提供している。このサービスは、ユーザーが利用するNASの状態をモニタリングし、分かりやすく可視化したり、定期報告を送付したり、トラブル発生時の適切な対処法をガイダンスとして提供したりするソリューションで、こちらも標準で提供している。同サービスの活用で、ファイルサーバ(あるいは、ストレージ)専任の管理者がいない企業・組織でも、常時NASの挙動をチェックし、トラブル・故障の事前回避や早期発見、さらには、適切な対処が講じられるようになる。

NarSuSサービスのイメージ図 NarSuSサービスのイメージ図
※クリックすると拡大画像が見られます

 アイ・オー・データ機器によれば、障害判定から正常復帰までに通常3.52日かかっているところ、NarSuSの利用者は平均0.15日で完了させているという。

 加えて、LAN DISK Zシリーズの場合、3年間の製品保証が付属しているほか、有償保守サービスとして、「アイ・オー・セーフティ・サービス」も提供。「オンサイト保守パック」のサービスや、製品不具合の発生時に早急(最短翌営業日)に代替製品をデリバリーするサービスなどが提供されているほか、データ消去・復旧、製品の初回設置、ドキュメント移行などの多彩なサービスもラインナップされている。

 現在、ITの保守・管理に多くの人手が割けない企業・組織にとって、日々の業務を支えるシステムの可用性・安全性、そしてパフォーマンスを高めながら、コストの最適化をどう図っていくかが大きな課題となっている。この課題解決の一手として、クラウドプラットフォームの活用という選択肢が大きくクローズアップされつつある。だが、ファイルサーバのように、多くの利用者がサーバにアクセスし、ファイルの読み込み、書き込みを頻繁に行うようなシステムの場合、クラウドプラットフォーム上での運用を行うと、かえってコスト高になるとの見方が一般的になっている。しかも、日々の業務で使うファイルサーバの場合、ワークロードの予想を超えた急激な変動が発生したり、仕組みとしての変化が頻繁に発生したり可能性も低い。その点でも、何でもかんでもクラウドプラットフォームに移行することに、さしたる意味はないと言えるのだ。となれば、ファイルサーバは、やはりオンプレミスでの運用が最適という結論に至り、いかにしてファイルサーバ運用管理の手間を減らしながら、そのパフォーマンス・安全性・可用性を担保していくかという点に問題が集約されることになる。

 「ゆえに当社では、単に高信頼のNASを提供するのみならず、ハードウェアとサービス、ソフトウェアの3つの要素で、“安心”を提供していことに力を注いでいるのです。その取り組みこそが、お客様にとっての最良の現実解に通ずると確信しています」と、宇津原氏は述べ、話を締めくくった。

提供:株式会社アイ・オー・データ機器
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2015年7月15日
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