Windows Server 2012 R2で効率的なバックアップ基盤を構築する
もう1つのポイントは、バックアップだ。2014年は「ビッグデータ元年」と言われていたように、従来の構造化データだけでなく、映像や音声、センサーから収集される非構造化データも「新たな価値を生み出す資産」として注目されている。それに伴い、企業が保有するデータ量は加速度的に増加しているのが現状だ。
企業は、情報の多様化・大規模化に対応できるバックアップ・システムを構築する必要に迫られている。泓氏は、「今後5~10年単位でのデータ量増加に耐えられるよう、拡張しやすい基盤を構築する必要があります」と説く。
従来はサーバごとにテープドライブを接続し、バックアップを行なう方式が一般的だった。しかし現在はデータが大容量化し、バックアップが長時間化している。時間内にバックアップが完了しないという課題を抱える企業も少なくない。
このような状況に対応するため、NECフィールディングでは統合バックアップ基盤の構築を提案している。バックアップ装置を集約してデータ重複を削減すれば、リソースを効率的に利用できる。またテープ装置ではなくハードディスクをベースとしたストレージシステムを活用した高速バックアップの実現や拡張性も確保できる。
さらにWindows Server 2012 R2では統合バックアップ基盤の構築に適した機能強化が図られている。例えば、ファイル転送プロトコルである「SMB(Server Message Block)」は、大幅に機能強化され、ネットワーク経由のファイル転送速度が飛躍的に向上した。さらに、「データ重複除去」の機能強化や、新機能となる「階層化ストレージ」の搭載は統合バックアップ基盤の効率的な運用に大きく貢献するはずだ。
ビッグデータの利活用がビジネスを左右すると言われる状況では、情報の多様化/大規模化に対応するバックアップ手法が必要だ
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