「MySQL」の成長・革新は止まらない!

破格の料金でコンサルティング・サポートも

 このようなMySQL製品のスケーラビリティ・可用性を一層高め、Web/クラウド、組み込み領域での同製品の地位をさらに強固にするというのが、オラクルの戦略だ。この戦略の下、MySQLサーバの次期バージョン「5.7」や、MySQL Cluster新版「7.4」の開発が進められている。このうち、MySQLサーバ5.7については、今年内の正式リリースが予定されているが、開発段階にある現状でも、トランザクションのスループットが前バージョンの2倍に高速化されているほか、日本語全文検索のサポートや可用性の向上などが図られるという。また、MySQL Cluster 7.4も性能面での大幅なアップが実現されている。

 このほか、MySQLの商用版(「MySQL Enterprise Edition」や「MySQL Cluster CGE(Carrier Grade Edition)」など)は、オラクル製品上での動作保証が進んでいるほか、管理・監視の機能/ツール群の強化・拡充も進展している。

 例えば、オラクルの統合運用管理環境「Oracle Enterprise Manager(OEM)」もMySQL Enterprise Editionに新たに対応。OEM上で、他のオラクル製品とMySQLを一括して管理することが可能になった。

 加えて、商用版のMySQL製品の場合、他のオラクル製品と同じくライフタイムサポート・ポリシーに則った、24時間365日ベースのサポートサービスが提供される。しかも、MySQL製品のサポートサービスでは、データベースの性能分析やSQLのチューニングの支援など、高度なMySQLコンサルティング・サポートがサービス・メニューに組み込まれている。

 ちなみに、MySQL(商用版)の利用料金(サブスクリプション料)は、エントリータイプの「MySQL Standard Edition(SE)」、物理サーバ1台当たり年間21万7,392円、MySQL Enterprise Editionの場合で、物理サーバ1台当たり、54万3,480円と安価だ。「要するに、MySQL(SE)の場合なら、月額2万円程度を支払うだけで、MySQLのサポートチームから高いレベルのコンサルティングに近いサービスも受けられるわけです。MySQLのサポートエンジニアは、開発チームと密接なつながりを持つ技術者で、MySQLに関して、ソースコード・レベルの知識を持っています。そうしたエキスパートによる支援が、極めて低料金で受け続けられるのも、MySQLの大きな魅力ではないでしょうか」(梶山氏)。

 ワールドワイドでのデータベースの普及度・人気度を調査しているDB-ENGINESによれば、世界で最も人気の高いデータベースは、Oracle Databaseであり、2位はMySQLであるという(下図参照)。

図
※クリックすると拡大画像が見られます

 つまり、MySQLは世界で最も普及し、人気の高いオープンソース・データベースであり、それがオラクルの中で今もなお進化・発展を続けているわけだ。

 今年2月23日は、MySQLのセミナーも行われ、先に触れたMySQL 5.7やMy SQL Cluster 7.4の開発状況の報告をはじめ、大規模システムに向けたMySQLの最新技術・最新機能の解説などが展開されるという。

 Webとクラウド、そして組み込み――各領域でのMySQLのシェア拡大に向けて、オラクルはますます攻勢を強めている。

提供:日本オラクル株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2015年3月15日
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