IT運用管理自動化は全ての人のメリットになる ――レッドハットが「Ansible」と「CloudForms」で描く、成熟したITインフラの姿とは?

世界中の企業がデジタル技術によるビジネス革新を実現する中、それを支えるITエンジニアの「働き方」には今もなお大きな課題がある。レッドハットの「Ansible」は、ITインフラの運用管理を自動化することで、その働き方を根本から改善し、企業全体に大きなメリットをもたらす。

自動化を上手く取り入れることが
「より良い働き方」をITエンジニアにもたらす

中村誠氏
レッドハット
プロダクトソリューション本部
クラウド ビジネスデベロップメントマネージャー 中村誠氏

 長時間労働を見直そうという動きは様々な業種・業界に広がりつつあり、当然のことながらITエンジニアの仕事にも波及してきている。ITエンジニアの仕事といっても幅広いが、中でも安定性など運用の品質に影響する運用業務は、なかなか削りにくい領域だ。つまり、今まさに自社内に存在し稼働している、いわゆる「守りのIT」に分類される業務をいきなり減らすことは難しいため、労働時間を短縮させるとしたら、本来ならば投資しなければならない「攻めのIT」のための時間を削らねばならなくなってしまう。こうした状況では、企業全体の競争力を相対的に低下させかねない。

 「ITエンジニアの労働問題を改善し、より良い働き方を実現する。ひいては新しい技術による強みを獲得していくためには、生産性を改善させて労働集約型の業務から脱却していく必要があります。そのためには自動化が欠かせません」と、レッドハット プロダクトソリューション本部 クラウド ビジネスデベロップメントマネージャーの中村 誠氏は強調する。

既存手法の課題を踏まえて開発された
「Ansible」

 従来からIT運用を自動化するための手法には様々な取り組みが行われてきたが、その中でも最近特に注目され、活用が急速に拡大しているのが、レッドハットの「Ansible」だ。現状では、自動化の実行エンジンに相当する「Ansible Core」がオープンソースで提供され、組織横断的に活用・運用するためのプラットフォームに相当する「Ansible Tower」はレッドハットのプロダクトとして販売されている(以下、単に「Ansible」と表記した場合は両方を含む全体を指す)。レッドハットは2015年にAnsibleの開発元を買収し、以後ITマネジメント系ポートフォリオの一角と位置付けた。そして今、Ansible関連のセミナーを開催すると、すぐに数百名が集まるほど好評だと中村氏は言う。

 「自動化を課題だと考える方が多いだけでなく、Ansibleへの注目度も高いという手応えを感じています。様々な手法の中でAnsibleが注目を集めている理由は、既存のツールが抱える問題点を解消したものだからです」

平田千浩氏
レッドハット
テクニカルセールス本部
ソリューションアーキテクト
Ansible/CloudFormsエバンジェリスト 平田千浩氏

 例えば、Ansibleではサーバ基盤、アプリケーション、ネットワークの操作といったシステムを構築する上で必要になる全ての要素を1つのジョブとして定義し実行できる。これまでは、操作対象ごとに個別に用意される複数のツール使い、それらを人が整合性を気にしながら組合せて操作を行っていた。実際に、仮想化基盤やプライベートクラウド基盤の上で一つのサービスを立ち上げるまでには、仮想マシンの作成から、サーバに対する様々な設定、アプリケーションの配布と設定まで、様々な段階を経なければならず、複数ツールを組み合わせた運用は煩雑で、何より学習コストが高すぎるのだ。最近ではパブリッククラウドも基盤の対象として選定される機会も増えており、ITを取り巻く複雑性は更に増してきている。

 「Ansibleの開発者は、このような課題を解消すべく、その当時は存在していなかった一括で自動化できるツールを作り上げたのです」と説明するのは、テクニカルセールス本部 ソリューションアーキテクト Ansible/CloudFormsエバンジェリストの平田千浩氏だ。多くの企業が自動化に必要性を感じている中で、Ansibleという画期的なツールが登場し、注目が集まっているというわけだ。

自動化を実現するための
3つのポイントを押さえたツール

 自動化に注目は集まっているとはいうものの、まだ日本企業で本格的な取り組みを成功させた事例はほとんど聞かれない。自動化をうまく普及・定着させ、発展させていくには、どのような点に留意すれば良いのだろうか。

 平田氏は、自動化を実現するためのポイントとして以下の3つを挙げている。

  1. 対象機器やユースケースを選ばず、統一的な手法や考え方で自動化を実現できること 例えば、一部の機器やユースケースに個別対応が必要となれば、自動化の阻害要因になりかねない。逆に、統一的な考え方・手法を全体に適用できれば、より多くのプロセスを自動化の対象とすることが可能になる。
  2. 誰でも簡単に利用でき、共有&再利用しやすいこと 自動化のためのスクリプトが複雑でスキルの高いエンジニアしか扱えなかったり、たび重なる修正で属人化してしまったりすれば、チームとしての自動化が頓挫しかねない。扱いが難しくベンダー頼みになってしまうツールも、自動化の進展を妨げる要因だ。逆に、自動化手順を共有・再利用することが容易なら、より多くの人員が手作業を削減することができる。
  3. プロセスに応じた適切な権限付与と集中管理ができること もし適切に権限管理ができなければ、様々な場面で面倒な作業が発生し、リスクの原因になりかねない。逆に、部門や担当領域に応じて権限を適切に管理した上で相互連携させて自動化させることで、自動化のための管理負担を最小化することができる。このポイントは、組織として自動化を進める上で最低条件とも言えるだろう。

 また、レッドハットではAnsibleの機能面での特徴として「シンプル」「パワフル」「エージェントレス」の3つを挙げている。平田氏の言うポイント1は、エージェントのインストールが困難な対象も管理が可能な「エージェントレス」や、あらゆる対象やユースケースに対応できる「パワフル」といった特徴が合致する。また、Ansibleにおいて自動化するプロセスを記述したスクリプト「Playbook」や、Ansibleのユーザーインタフェースは「シンプル」で、マネージャー層など非エンジニアでも容易に扱えるため、ポイント2にも対応する。残るポイント3については、Ansible Towerの持つ権限管理や集中管理の機能がカバーする形だ。そういった意味で、Ansibleの機能面での特徴は、自動化を実現するために必要なポイントをカバーしていると言える。

提供:レッドハット株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2017年12月31日
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