データ活用のゴールは可視化ではない!最高のアクション成果を生み出すことだ!~いま求められるBIのあり方とは?~

ZDNET Japan Ad Special

2016-08-22 16:00

[PR]データの活用は、ビジネス状況を可視化することがゴールではない。状況を把握し、予測を立て、行動に移し、実質的な成果を得ることが本来的な目的だ。ならば、その実現に向けてデータ活用のあり方をどう変えていくべきなのか。

データの活用は、ビジネス状況を可視化することがゴールではない。状況を把握し、予測を立て、行動に移し、実質的な成果を得ることが本来的な目的だ。ならば、その実現に向けてデータ活用のあり方をどう変えていくべきなのか。答えを考察する。

データの活用なくして競争力は生まれない

 今日の企業にとってデータの活用がいかに重要かはとりたてて説明するまでもないだろう。

 例えばわかりやすい例として消費者市場を考えてみよう。今日、消費者の目前にはさまざまな選択肢が用意されている。何を選ぶにせよ、類似の製品・サービスが数多く存在し、「消費者主導の市場原理」の中で企業間の激しい競争が繰り広げられている。ゆえに、製品・サービス──とりわけ、コンシューマー製品・サービスのライフサイクルは短縮化の一途をたどり、コンビニエンスストアの世界では、消費者の支持を得られない商品が数週間で店頭から姿を消すことも珍しくない。このように、商品や市場のサイクルが早く、競争が激烈であることは消費者市場に限らずあらゆる市場で言えることではないだろうか。

 加えて、デジタルテクノロジーの普及と発展により、あらゆる業種・業態でイノベーションが巻き起こり、ビジネスモデル自体の寿命もますます短くなっている。

 こうした中で、顧客が本当に欲するモノやコトを、より精緻にスピーディにとらえ、提供していくことが必要とされる。

 「だからこそ、データの活用は重要であり、それ自体が企業競争力の源泉と言えるのです」と、SAS Institute Japan ソリューションコンサルティング本部の津田高治氏は訴え、こう説明を続ける。

 「顧客が何を欲しているか、事実を正確に精緻にとらえるために必要なのはデータです。データを活用すれば、消費者や顧客の動きをつぶさにとらえることも、また、自社のビジネスで今、何が起きていて、今後どのような事態が起こりうるかを見通すことも可能になります。しかも今日の企業には、長い時間をかけて顧客のニーズを調べ上げている猶予はありません。自らの力でデータを活用し、市場のニーズや、その変化をスピーディに突き止めていくことが不可避と言えるのです」

セルフサービスBIが求められる理由

 こうしたデータ活用の重要性は、すでに多くの企業が認識しており、それぞれがデータ・ウェアハウス(DWH)/データマート、あるいはBIソリューションの構築・導入を進めてきた。こうした環境の整備によって、自社のビジネスにおいて「今、何が起きているか」をとらえることが可能になっているはずだ。

 とはいえ、データ活用のゴールは「状況の可視化」ではない。データの分析から次の動きを予測し、問題解決のために何をすべきかを決め、実際の行動(アクション)を起こし、成果を上げることが、データ活用の本来目的と言える。

 こうした成果創出のプロセスでは、現状の把握からアクションを起こすまでのトータルスピードを上げることが重要となる。BIの仕組みによって現状理解の速力を上げても、課題解決のアクションをスピーディに展開できなれば、実質的な成果の増大につながらないからだ。

 このような考え方から、ビジネスの現場にデータの分析からアクションまでを一貫して行わせる「セルフサービスBI」へのニーズと関心が高まっている。

 「ビジネスのことを最も理解しているのは、そのビジネスを推進している現場です。ですから、ビジネスの状況を表すデータが持つ意味を理解するスピードも、優れた仮説を立てるスピードも現場が最も速く、また、分析のために"どのデータをどんな粒度や切り口、時系列で見るべきか"も現場にしか分かりません。さらに重要なのは、現場なら、分析の結果を即座にアクションに結びつけることができる点です。要するに、セルフサービスBIのソリューションによって、企業における仮説検証のPDCAサイクルが高回転で回るようになり、結果として、成果が上積みされる速力も増すのです」(津田氏)。

 確かに、ビジネス上のデータ分析をそのビジネスに携わる現場に行わせ、迅速なアクションにつなげるというのは理にかなった手法だ。その合理性に異を唱える向きは少数派だろう。それだけに、セルフサービスBIがなぜもっと早くから実現されてこなかったかが気にかかる。この点に関して、津田氏は次にように説明する。

 「セルフサービスBIのポイントは、"このデータをこのように見たい"という現場の要求に瞬時にこたえることです。ところが、かつてのBIの仕組みでは、そうした現場の要求をIT部門・ITベンダーが設計に落とし込み、システムを構築するといった手順を踏む場合が多く、現場の要求に応じるまでに何カ月もの期間を要していたのです。これでは、セルフサービスBIが回らなくて当然と言えるのです」

     
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