3)Zabbix+LifeKeeperの組み合わせが一番
ミッションクリティカル領域において必須である監視ソフトウェアの状況について、Zabbixの話を交えながらお話を伺った。
鈴木Zabbixの導入が増加しているのは大手のテレコム様や一般の大手企業様ですね。また、新たに統合監視のシステムを導入しようと考えている企業様も増えています。統合監視ソフトウェアという点では、他のOSSとは競合となっているお話をいただかないのでZabbixがデファクトになりつつあります。
御舩我々もLifeKeeperの導入に合わせて、Zabbixの導入に関するお話を相談いただく機会が増えています。

鈴木監視サーバが止まるとシステム全体の可用性が下がってしまうので、監視サーバのHA化は必須と言えます。つまり、ミッションクリティカル領域では、データベースと同等ぐらいに重要なサーバになってきつつありますね。そのため、ZabbixサーバについてはHA化を前提にシステム構築のお話をいただくことが普通になっています。
また、今回のRecovery Kit for Zabbixを使うことで、ミッションクリティカル領域で効率的な運用もできるようになりました。
檜運用面については、プロセスの死活監視だけではなくて、サービスレベルでの監視がGUIで可能な点もRecovery Kit for Zabbixの特徴ですね。
鈴木そうですね。今ZabbixをHA化するという意味では、Recovery Kit for Zabbixとの組み合わせが一番効率的でしょう。

Recovery Kit for Zabbix 概念
○ポイント
・ZabbixサーバはHA化がデフォルト
・Recovery Kit for Zabbixで構築・運用負荷の軽減が可能
4)LifeKeeperに触れ、Zabbixの事例を知り、その真価を知る
最後に、LifeKeeperやZabbixの今後について話を伺った。
御舩HAソフトェアの敷居は確実に下がっていますので、LifeKeeperに実際に触れていただきたいですね。そのため全国からLifeKeeperのトレーニングに参加できるように、オンサイトやリモートで行うトレーニングの機会を増やしていきたいと思います。トレーニングではZabbixのARKもご紹介する予定です。また、現在70ほどあるARKの数を増やしていきます。ぜひ、一度LifeKeeperに触れていただきたいです。
鈴木今や、ZabbixはデフォルトでHA化が必須です。そのため今導入するのであれば、Recovery Kit for Zabbixを使った構成を推奨します。ホワイトペーパーでも紹介しているので、Zabbixの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
また今後は、Zabbix側からLifeKeeperを監視するという相互の連携も実現していく予定です。
檜LifeKeeperは2012年の8月から日本にR&Dの開発組織を作り、米国と協力しながら開発を行うようになりました。この組織によって、日本のお客様のニーズ、販売パートナー様のニーズをいち早く取り入れて市場に投入していきたいと考えています。ぜひ、様々なご要望をお寄せください。
ありがとうございました。

オプション製品の対応アプリケーション一例
LifeKeeperの機能やARK、Zabbixを使ったシステム構成については下記ホワイトペーパーを参照いただきたい。