サーバー仮想化の適用範囲を様々なアプリケーションに広げていく中で、多くのIT管理者は、バックアップ/リカバリの課題に直面している。
仮想化によってサーバーリソースが統合されることで、バックアップウィンドウが重複し、ハードウェア負荷も増大する。その結果として、バックアップ処理に時間がかかる。適切で効率的なバックアップ・テクノロジを活用できていないと、バックアップ/リカバリ自体が不確実なものになり、データ損失リスクの増大はもとより、コストを削減できるはずの仮想化プロジェクト自体を失速させることにもつながりかねない。
そうした仮想環境の統合バックアップでは、効率を劇的に向上できる重複排除バックアップが大変有効となるが、製品によってその機能、性能に大きく差があるのが現状だ。
第三者機関であるOpenBench Labsでは、これらの課題に対処する現時点で最適なソリューションを判定するために、バックアップ/リストア性能検証・比較を以下の3つの重複排除バックアップ製品に対して実施した。
1.EMC Avamar 6.1
2.CommVaults Simpana 9
3.Symantec NetBackup 7.5.0.4
その結果、製品によってバックアップ/リストア時間、効率に大きな差があることが判明している。3製品の中で最も高速なバックアップ/リストアができる製品はどれか。
本検証レポートは、仮想環境及びソフトウェア・デファインド・データセンター下においてバックアップ製品を選定する際に、どのバックアップ製品が最もパフォーマンスが高く、効率的であるかを判断するための材料となるだろう。
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