<技術概要>
Huawei-3comが開発したIRF (Intelligent Resilient Framework)は、コア・ネットワークの構築のための革新的な技術です。IRFは、可用性とスケーラビリティの高いギガビット・イーサネット・コアおよびコンバージェンス・バックボーンの設計および実装を支援します。IRF技術を使用することで、レイヤ3スイッチを相互接続し、分散スイッチング・アーキテクチャを構成して、1つの論理スイッチング・エンティティとして動作させることができます。管理および構成上は、分散スイッチ構造は1つのスイッチング・デバイスとして動作します。性能面では、分散されたすべてのスイッチのポートで、レイヤ2またはレイヤ3通信の転送をローカルに決定することができます。このように、IRFはユーザーに新しいスタック技術を提供します。
IRFをサポートするデバイスは、相互接続により、ファブリックと呼ぶ統合装置を構成します。ファブリック内の各デバイスは、ユニットと呼びます。ファブリックを構成するデバイス・ユニットは、管理・運用面で完全に統合されています。つまり、ユーザーはデバイスを1つの装置として管理および使用することができます。この方法により、デバイスを追加することでポート数およびスイッチング容量を拡張できることに加えて、デバイス・ユニット間での相互バックアップにより、ファブリック全体の信頼性も向上することができます。
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