インダストリー4.0という言葉に代表されるように、今、製造企業は大きな転換期を迎えている。テクノロジーの進化により、これまで製造の現場で単体動作していたようなセンサーや、装置の制御に使用されるコントローラであるPLCがネットワークを介して相互につながるだけでなく、インターネットの先にあるクラウドとリアルタイムにつながり、そこで集められたデータが分析され、知見が現場にフィードバックされる。そのような世界が訪れている。こうした技術の進歩を活用し自社の変革を推進、ビジネスを強化することは企業の競争力強化どころか存続にすら影響する大命題なのだ。しかしこうした攻めのIIoTを活用しインダストリー4.0を実現するには、多くの障壁を越えなくてはならない。その代表がセキュリティへの取り組みだ。従来は分割されていたITとOTがつながるということは、OT側へもIT同様のセキュリティを施さねばならない。本資料では、いち早くインダストリー4.0への取り組みを進め、攻めのIIoT活用を実践しているAzbil(旧:山武)のセキュリティへの取り組みを紹介、製造業における次代への取り組みの形を考察する。