北海道旭川市の北彩都病院は、医療系システムの稼働を支えてきたサーバー仮想化基盤のハードウェアが更新時期を迎えていた。従来Hyper-Vベースの仮想化環境を運用し、6台の物理サーバー上で約60台の仮想サーバーが稼働。また別途専用のサーバーで電子カルテシステムのDBをクラスタ構成で組んでいたため、待機系への切り替えが手作業であるなど課題を抱えていた。電子カルテを含む多数のシステムが稼働するため、更新の際は、冗長性、可用性、コスト効率に優れた上に、人手のかからない基盤が必要だった。そこで新たに採用したのがLenovoの「ThinkAgile MX」を使ったHCI(ハイパーコンバージドインフラ)環境である。この資料では、北彩都病院の今回のプロジェクトを、課題の認識、解決策の検討、導入効果の3つに分けて紹介する。導入コストを抑え、さまざまな効果を持つ仮想化基盤を構築するまでの流れが見えてくる。