ラベルプリンターや自動貼付機、物流管理用ラベル・内容表示用ラベルの設計・製造・販売を行っている日清紡ポスタルケミカル株式会社は、東京都中央区の本社を含む全国14カ所の事業拠点、従業員はおよそ150人を擁する。
社内の情報システムを管理しているのは、東京と大阪に各1名。いずれも総務部に属し、本来の業務との兼任だ。
従来、業務システムのネットワークは主要拠点のホストコンピュータ間を専用線で接続していたが、2005年ごろ、回線速度の向上などを目的に、ある通信事業者のIP-VPNに切り替えた。しかし、2009年に、ネットワークが完全に停止するという障害が発生してしまった。
障害を回復すべく、原因の特定に乗り出したが、通信事業者は「ネットワーク機材の障害ではないか」と言い、ルータメーカーは「ルータのログを取り出すには米国に送って調査する必要がある」と主張する状況で、責任範囲の切り分けが難しかったという。
同社にとっても同社の顧客にとっても、ビジネスの継続性を脅かしかねない事故を経験したことで、同社は、新ネットワークの検討に入った。そして、ソニーの「bit-drive マネージドイントラネット」を採用し、ネットワーク全体の耐障害性を高めつつ高速化することはもちろん、万一の際のサポート窓口の一元化、回線コスト自体の引き下げも実現した。
導入効果は、ネットワークの改善に止まらなかった。IT資産管理や内部統制強化にも効果があったのだ。
●「bit-drive マネージドイントラネット」をベースに、IT資産管理の自動化と内部統制の強化実現した、日清紡ポスタルケミカル株式会社の事例をご紹介します。
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