システム障害や情報漏えい、データ損失といったリスクは、時に業績に大きな影響を及ぼす。その怖いところは、単に一時的な業績への悪影響にとどまらず、ブランド価値や顧客満足度といった形で、長期にわたるマイナスの心理的要因として残ることだ。こうしたネガティブな影響を「風評」と表するなら、企業の経済的価値は、風評により21%も失われるのだという。
これはIBMが行った、ITと風評リスクの関係を分析するための大規模調査「IBM Global Reputational Risk and IT Study」の調査データによる。そもそも、システム障害などのリスク発生率を0%にしようとする考えは現実的でない。それよりも企業はリスクと正面から向き合い、その影響を最小限に留める方策を探るべきだろう。報告ではそう提言しており、具体的には、風評とITに関わるリスクを効果的に管理するため、次の6つのポイントを意識するのが効果的という。
まず(1)は「責任者を決める」ことだ。風評リスクの最終責任を負う立場なのは誰か、まず定義する。そして(2)は、風評とITに関わるリスク管理戦略をコンプライアンス要件に照らして評価することだ…。
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