クラウドサービスの根幹を成す技術の1つに仮想化がある。サーバー仮想化、デスクトップ仮想化、ストレージ仮想化、ネットワーク仮想化などさまざまな領域があるが、オンプレミス環境では、サーバーとデスクトップを主としたマシン仮想化がほとんどで、ネットワークの仮想化の普及は立ち遅れている状況にある。ネットワーク仮想化はなぜ期待した以上に採用されていないのか、それは採用にあたっての欠点があり、利点を十分に生かし切れないからという事情があるようだ。
本資料では、ネットワーク仮想化の利点としてセキュリティ強化を取り上げ、ネットワーク仮想化技術の主要製品であるVMware NSX®を用いて、物理ネットワークでは実現困難な同一IPセグメント内部の通信制御を簡単に実現したり、柔軟ですばやい展開やトポロジー変更を行う方法、さらに、IDCフロンティアが提供するクラウドサービスの特色を生かして、物理ネットワークの長所と仮想ネットワークの長所を兼ね備えたシステムをユーザー自身の手によって構成する方法を解説する。
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