【調査結果概要】
【1】番号ポータビリティ制度を利用して「キャリアを変更したい」 1割未満
10月24日から開始する番号ポータビリティ制度を利用して携帯電話会社(以降、キャリア)を変更したいと思うかどうか尋ねたところ、現時点(調査10月17日・18日)で、「キャリアを変更したい(既に申し込んでいる)」と回答した人は1割未満の7%にとどまり、「変更したいと思わない」が63%、「分からない」は30%という結果でした。
一方、はじめて制度を知った時にはどう思ったかを尋ねると、「キャリアを変更したい」19%、「分からない」16%、「変更したいと思わない」64%でした。当初の印象に対して制度開始直前の現在では、キャリア変更意向が10ポイント以上低下し、「分からない」が10ポイント以上高まっている変化が伺えます。
【2】制度メリットと主な移行条件に関する認知進む
「番号ポータビリティ制度」に関するメリット・移行時の制約条件について知っていることを尋ねると、「これまでと同じ電話番号を利用できる」は99%が認知しています。一方、移行の制約条件に関しての認知は「メールアドレスは引き継げない」(77%)、「契約変更には手数料がかかる」(76%)、「ポイントサービスが引き継げない」(66%)、「料金プラン・割引サービスが引き継げない」(66%)となっており、主な制約条件の認知も進んでいるようです。
【3】キャリア変更時の重視ポイント「料金割引制度」が87%でトップ
番号ポータビリティ制度の利用意向がある人、現時点で分からないと回答している人に、キャリア変更時の重視ポイントを尋ねたところ、「料金割引制度」が87%とトップでした。
【4】9割がキャリアを変更しない理由は? 「現在のキャリアに満足している」6割
「キャリアを変更したいと思わない」「現時点では分からない」と回答している9割の回答者に、キャリアを変更しようと思わない理由を尋ねたところ、トップは「現在のキャリアに満足している」(61%)となりました。このほか、「変更には手数料がかかる」(50%)、「メールアドレスが引き継げない」(48%)、「手続きが面倒」(46%)、「料金割引サービスが引き継げない」(42%)などの理由が上位にあがりました。
現キャリアへの満足度が高く、とくに変更の必要性を感じていない携帯ユーザが多いことや、手数料や移行の制約条件を考えて、キャリア変更意欲が高まらない携帯ユーザの心理が伺える結果となりました。
【 株式会社マクロミル 会社概要 】
株式会社マクロミルは、独自開発した自動インターネットリサーチシステム【AIRs】(Automatic Internet Research System :エアーズ)を活用し、さまざまな企業の商品やサービス等に対する消費者の声をインターネットで瞬時に集めるネットリサーチのリーディングカンパニーです。
国内44万人を超える消費者モニタ会員を対象に低価格・迅速なネットリサーチを提供する「QuickMill」を主力サービスに、携帯電話を活用したモバイルリサーチ「MobileMill」、世界各国の消費者を対象にした海外市場調査「GlobalMill」など様々なマーケティングリサーチサービスを展開しています。
社名 ■株式会社マクロミル
本社 ■東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー11F 〒108-0075
URL ■www.macromill.com
設立 ■2000年1月31日
資本金 ■8億9,738万円 ※2006年6月末現在
上場取引所 ■東証一部 ( 証券コード:3730 )
代表者 ■代表取締役社長 辻本 秀幸
従業員数 ■155名 ※2006年9月末現在
事業内容 ■インターネットを活用した市場調査(ネットリサーチ)
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