昨今、ワイヤレスメッシュネットワークは、屋外をもカバーする広範囲な無線LAN環境を、低コストかつ容易に構築できるソリューションとして注目されています。総務省では2010年までにブロードバンド・ゼロ地域をなくし、地理的条件によるデジタルデバイド（情報格差）の解消を目指していますが、その対策の中でも、ワイヤレスメッシュネットワークはブロードバンドサービス条件不利地域などへの有効なソリューションとして期待されています。
このような中、ネクストコムが全国13ヶ所の営業拠点においてプレマーケティングを行ったところ、複数の案件が顕在化したため、屋外をカバーする広範囲Wi-Fi環境のニーズは確実に存在すると判断し、屋外使用を前提とした機能と実績を持つワイヤレスメッシュ・ソリューションを抱えるノーテルと、当分野において協業の運びとなりました。
当協業においては、ノーテルがワイヤレスメッシュ製品の提供を、ネクストコムが全国に広がる営業拠点網を活かしたユーザーへのシステム提案および構築支援を担当し、ワイヤレスメッシュ・ソリューション提案を共同で展開していきます。また、ノーテルのワイヤレスメッシュ・ソリューションとネクストコムが持つRFIDなどの他ソリューションとを組み合わせた、より付加価値の高い形態でのソリューション提案も予定しています。
両社は今後、ワイヤレスメッシュ・ソリューションを主に全国の自治体・公共機関や大学を中心に幅広く展開し、ワイヤレスブロードバンド環境の推進に取り組んでいきます。
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用語解説
【ワイヤレスメッシュネットワークとは】
従来の無線LANでは、それぞれの無線アクセスポイント（以下、AP）をEthernetで接続する必要があったため、有線が導入され難い地域や無線LAN環境を広範囲に構築する場合などは、膨大な導入・運用コストや工期が必要となっていました。ワイヤレスメッシュネットワークでは、1～数台のAPを有線接続すれば、その他のAPは相互に無線LAN通信を行い、メッシュ状の無線LAN環境が構築されるため、導入・運用コストの削減につながります。また、通信量に応じて通信経路を動的に設定するため、運用管理における負荷も削減されます。
【ネクストコム株式会社について】
ネクストコムは1991年の設立以来、最先端のIPソリューションまで網羅した、導入の検討から設計・構築、保守サービスに至るまでの総合的なサービスを提供しています。従来、ネットワークインテグレーションを主力としていましたが、2004年12月にアダムネット、BSIと合併し、データネットワークソリューション／ボイスソリューション／システムソリューションの3分野を主力とした多面的ワンストップサービスを提供するIP Solution Providerとして、お客様の情報ライフラインを守ってまいります。
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【ノーテルについて】
Nortelは、通信技術分野のリーダーとして、グローバルビジネスの強化・促進、機密情報のセキュリティ保護に努め、人々の生活をより豊かにしています。通信事業者と企業の双方に向けた Nortelの次世代技術は、ネットワークの簡素化により、アクセスおよびコア・ネットワークの接続、マルチメディアやビジネスに必要不可欠なアプリケーションへの対応、効率性やスピードならびにパフォーマンスの向上における障害の削減を行い、情報と人々を結びつけています。Nortelは、世界150ヵ国以上で活動を展開しています。
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【本件に関するお問い合わせ先】
ネクストコム株式会社 経営企画部 IR・広報室 酒井伊織
（TEL：03-5259-6102、FAX：03-5259-7214、e-mail：press@nextcom.co.jp）
ノーテルネットワークス株式会社 コーポレートコミュニケーション部 村上幸
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