日本IDT株式会社 新役員人事を発表

変化の激しい半導体業界において独自の戦略を推進へ

日本IDT株式会社

2005-12-13 13:00

通信用ICの主要メーカーであるIDT (Integrated Device Technology, Inc. 本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、NASDAQ: IDTI、以下IDT)は本日、同社の日本法人である日本IDT株式会社の代表取締役社長に米山 周(よねやま いたる)が就任したことを発表した。これまで社長を務めてきた神山 渡(かみやま わたる)は、代表取締役会長に就任する。

IDTとICS社 (Integrated Circuit Systems, Inc.)は、通信、コンピューティング、民生機器市場における両社の基盤を強化すべく2005年6月に合併計画を発表し、同年9月にはIDTの株主より合併が承認されている。今回の人事変更も両社の統合計画の一環として進められており、今後は2人のリーダーシップのもとで、日本の顧客に対して最先端のテクノロジーや製品を提供していく。

代表取締役会長に新たに就任した神山 渡は「ネットワーク機器ベンダーは日々高度・高速化するネットワーク需要に答えるべく、その開発サイクルの大幅な短縮を迫られています。IDTは、従来培った高度な開発製造技術を背景に、NSE(Network Search Engine)を開発し、顧客企業が自らの独自分野の開発に注力できるソリューションを確立しました。NSEは今後さらに機能を高め、IP Co-processorとしての機能を実現することにより、国内機器ベンダーに対して貢献していきます」と述べ、新生IDTの日本での活動に更なる意欲を表した。

また新たに代表取締役社長に就任した米山 周は「今日、家電やゲーム機などあらゆる電子機器にネットワーク機能が備わるなど、半導体に関わる分野においても融合(Convergence)が始まりつつあります。クロック技術に強いICSの合併により、新生IDTは今まで以上に幅広い市場に対して高品質なソリューションを提供し続けることが可能になります」と語っている。


<代表取締役社長 米山周 バイオグラフィ>

米山 周 (YONEYAMA Itaru)

日本IDT株式会社 代表取締役社長

新たに日本IDT株式会社の代表取締役社長に就任した米山周は、今後、IntegratedCircuit Systems (ICS)社に勤務した数年間に学んだPCや民生用アプリケーション向けのタイミング・ソリューションに関する知識や、これまでに構築した顧客との関係をIDTで活かしていく。

ICS社 がIDTと合併する以前、米山はICS社 日本オフィスの社長を担当し、新規事業の開発を統括しながら、常に販売目標を上回る業績を達成した。また、在籍期間中には、家庭用電化製品やPC分野の顧客開拓に成功している。

ICS社に入社する以前にはSilicon Image社 セールス・ディレクタを務め、日本の独立系流通会社3社のOEM販売活動を統括するとともに、顧客の経営幹部レベルとの関係を構築した。

Silicon Image社入社以前は、イノマイクロ株式会社に勤務し、重要顧客の管理、販売・マーケティング管理などの分野で重要な役割を果たしている。ここでは、半導体販売部門の営業部長として日本のコンピューティング分野や家庭用電化製品分野の顧客にCPU、ビデオプロセッサ、フラットパネル向けグラフィックスコントローラ用半導体の販売を担当し、年間で約100億円の売上を管理していた。

米山は専修大学で経済学士号を取得している。


< IDT社の概要 > URL:  (リンク »)

IDT社は、最先端のネットワーク・サービスを提供するための半導体ソリューションにおけるグローバル・リーダーです。IDT社の持つ最先端のアドバンスド・プロセシングやタイミング/メモリ技術を応用し、柔軟性を備えかつ高度に統合された製品を開発することによって、ネットワークやコンピューティング機器、消費者向け製品などのメーカーに貢献しています。IDT社は、ネットワーク・サーチ・エンジン(NSE)、フロー・コントロール・マネジメント製品(FCM)、標準規格対応のシリアル・スイッチやブリッジ・デバイス、およびタイミング・ソリューションなどの分野において、革新的な技術の開発を行っています。

このうちタイミング・ソリューション製品群においては、ICS社およびFreescale社タイミング・ソリューション事業部門の買収により、ほぼすべての先端技術に対応できる体制を整えています。また主要通信企業のニーズにも対応し、FIFO、マルチポート、テレコミュニケーション、高性能デジタルロジック製品や高速SRAMも提供しています。

IDT社の従業員数は約2,900人で、本社を米国カリフォルニア州サンノゼ、ウエハー工場を米国オレゴン州、組立ておよびテスト工場をマレーシア、テスト施設をシンガポール、およびデザインセンターを中国、カナダ、米国に置いています。

IDT社の株式はナスダック株式市場で略称IDTIとして取引されています。また、スタンダード&プアーズの株式指数である「S&P1000」に選ばれています。この指数は、S&P MidCap 400やS&P SmallCap 600といった株式指数の組み合わせです。さらにS&P 500, MidCap 400, and SmallCap 600の組み合わせから成る 「SuperComposite 1500」にも選ばれています。

IDT社に関する詳細は、ホームページ(www.idt.com)をご覧ください。

<日本IDT株式会社 について> URL  (リンク »)

日本IDT株式会社(所在地: 東京都千代田区三番町8番1三番町東急ビル7F、資本金: 1億円、代表取締役会長 神山 渡)は、米国IDT社が100%出資し1987年に設立されました。日本IDT株式会社は、お客様のイノベーションの加速に不可欠な半導体ソリューションの設計、開発、提供におけるワールドリーダーであるIDTの日本法人です。通信、コンピューティング、デジタル家電分野において、技術発展のために複雑化するシステム設計の問題解決を支援します。システムレベルの技術知識と、広範囲にわたるさまざまな技術を統合することで、IDTは、タイミング製品、ネットワーク・サーチ・エンジン、フロー・コントロール・マネジメントIC、また業界標準規格に準拠したシリアル・スイッチ製品を含め、必要不可欠な製品を提供していきます。


■ 記事中にお問い合わせ先を掲載される場合は下記を記載下さい ■

日本IDT株式会社 電話:03-3221-9822


IDTは商標であり、IDT社のロゴはIntegrated Device Technology, Inc.の登録商標です。その他のすべてのブランド名、製品名およびマークはそれぞれの所有者の商標または登録商標です。
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