インスタット/MDR社の上級アナリストKeith Nissen氏は次のように述べている。「企業はこれまでのスタンドアロンのファイアーウォール構成からネットワークでセキュリティ機能を配備できるマルチレイヤーのネットワークセキュリティに移行しようとしている。これによって、部署ごとやワーキンググループごとのセキュリティポリシーをより整備することが可能になる。」ローエンドおよび中小企業向けの製品は、現在のところ企業の各部門に配備されており、更にはリモートオフィスや支店などに配備されている。Nissenn氏は統合化が進んでいるともいっている。特にハイエンドのファイアーウォール/VPNアプリケーションに見られるセキュリティ機能が、低機能の製品にも組み込まれている。アプリケーションプロキシ、進入の探知や予防、コンテンツフィルタリングなどの機能が、ローエンドの製品により強力なセキュリティ機能を付与している。企業にとって、このことは購入し、管理すべき製品を減らすことができるということである。こうした安全なネットワークデバイスは、急速にローエンド及び中小企業向けの製品に普及している。
インスタット/MDR社のレポートは以下の報告も行っている。
・2004年から2008年まで、ローエンド及び中小企業向けの製品は最も高い成長となる。
・Secure Socket Layer (SSL)VPNの2003年度の出荷数は、企業がこれまで以上に分散した労働リソースに対して安全なリモートアクセスを行おうとしたため、実質160%の成長となった。
・価格低下によって2004年初めには、ハイエンド及びスーパーハイエンドの製品への影響が出始めた。これによって2008年までに全ての製品が影響を受けるだろう。
・シスコとノキアが2003年度にはハイエンドのファイアーウォール/VPN機器市場を独占した。
インスタット/MDR社の調査レポート「ファイアーウォール/VPNセキュリティ市場:ますます加熱する」ではファイアーウォール/VPN機器市場の動向を分析しており、製品別に地域ごとの5年間予測を提供している。
◆調査レポート
ファイアーウォール/VPNセキュリティ市場:ますます加熱する
(リンク »)
◆インスタット/MDR社について
(リンク »)
◆このプレスリリースに関するお問合せ
株式会社データリソース
107-0052 東京都港区赤坂4-5-6
Tel:03-3582-2531 Fax:03-3582-2861
(リンク »)
Eメール:info@dri.co.jp
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。