インスタット/MDR社の調査によれば、中国で最初に無線LANサービスの提供を開始したのはChina Netcomだが、WLAN市場の大部分を未だに海外の機器プロバイダが占めており、総収入額のシェアは計70%となっている。
中国のWLAN市場が上昇しているうえに、無線LAN機器とノート型パソコンの価格が急速に低下しており、このため今後も、特にハイエンドの企業ユーザーが、WLANを利用するようになるだろう。莫大な人口を抱える中国では、PDAとノート型パソコンの普及率は依然低いが、WLAN機能が搭載されたノート型パソコンの販売台数は2004年に最大30%増加すると予測されている。
中国のWLAN市場の成長を促すそのほかの要因を以下に挙げる。
・年7%の安定した経済成長
・政府による急速な設備近代化の推進
・高機能サービスおよび「いつどこでも」接続可能なサービスの需要が増すという企業の確信・加入者のモバイル率の高まり
・積極的にWLANを促進する設備プロバイダ
・僅かだが継続的に増加する都市生活者の収入
安全面やWLANの機能性に対する認識が依然として低いことなどが今後も市場の縮小要因ではあるが、同市場は予測期間中に急成長すると考えられている。インスタット/MDR社の調査レポート「中国の無線LAN市場調査と予測:2003-2008年」は、今後5年間に渡る無線LAN技術の発展に関するまとめと、拡大するWLAN業界の参入企業の情報(ネットワーク機器ベンダとサービスプロバイダなど)を提供している。また規格、セキュリティ、政府介入の重要性について解説している。
◆調査レポート
中国の無線LAN市場調査と予測:2003-2008年
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