コアビジネスの衰退で地域電話会社はハイリスクなコンテンツ提供が必須

株式会社データリソース

2005-02-22 00:00

「大規模ブロードバンド」の動きによって、キャリアは今後の成長に必要な映像コンテンツ配信、高速データ転送、VoIPサービスの提供が可能となる。
地域電話会社(ILEC)は、大部分のネットワークにファイバー網を構築して高度なメディアサービスを提供するという、必要不可欠だが困難でリスクの高い戦略を実行に移そうとしているとインスタット社は報告している。この本格的な「大規模ブロードバンド」の動きによって、キャリアは今後の成長に必要な映像コンテンツ配信、高速データ転送、VoIPサービスの提供が可能となる。

「もはや従来の事業のみに甘んじていられない電話会社は、メインの音声事業の外に事業を拡大する方法を模索しはじめた」とインスタット社のアナリストMichael Wolf氏は言う。「以前は無線に活路を見出そうとしていたが、無線ビジネスが成熟し始めていても、音声事業へ侵略しつつあるMSOに対抗する方法を探す必要がある。」

インスタット社の調査結果を以下にあげる。

・SBC、Verizon、Bellsouthの3社はファイバーネットワークを介した高度なメディアサービスの提供に向けた、大々的なイニシアチブを発表した。

・上記のネットワークが構築されれば、多くの顧客がネットワークを利用するようになり、利益が生まれる。だが大抵の場合、ケーブルや衛星等の既存の映像配信サービスプロバイダがビジネスチャンスを失うことになる。

・ケーブルMSOはILECとの競争に勝つために音声サービスの提供を行い、大きな成功を収めている。現在ケーブルプロバイダは、サードパーティと再販契約を取り交わしたり、事業協力や小規模な無線ネットワークプロバイダの買収などによって、無線音声サービスの提供を試みようとしている。

インスタット社の調査レポート「ブロードバンドの拡大:ビデオコンテンツプロバイダとしての電話会社のビジネスモデル」は、通信業界の変化を考察し、映像配信サービスに焦点を当ててコンテンツプロバイダとしての電話会社の事例を分析している。調査項目は、「電話会社の主要事業の大幅な衰退の分析」、「電話会社による映像配信の歴史」、「電話会社の新しい映像サービスの事例」、「電話会社の映像配信サービスの経済分析(肯定のシナリオ分析と否のシナリオ分析)」、「ILECおよびIOCの主要な映像配信サービスプランの分析」など。

◆調査レポート
ブロードバンドの拡大:ビデオコンテンツプロバイダとしての電話会社のビジネスモデル
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◆インスタット社について
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