カメラ付き携帯電話の需要はまもなくピークを迎える、画像機能の低さなどがユーザの期待を裏切る

株式会社データリソース

2006-02-14 00:00

米国調査会社インスタット社の調査レポート「マルチメガピクセルカメラとビデオカメラ付き携帯電話調査」は、携帯電話市場の約40%を占めるカメラ付き携帯電話は人気にもかかわらずまもなく頭打ちとしている。
画像撮影機能のある電話(静止画像と動画の両方)が、携帯電話市場の約40%を占めていると米国の調査会社インスタット社は 報告している。製品の人気にもかかわらず、多くのカメラ付き携帯電話ユーザは、より高い解像度、よりよい記憶媒体、新 しいデジタルカメラのような最新の様々な機能を欲しているとインスタット社は述べている。

「これらの願望や、多くのユーザが既に高画質デジタルカメラを持っているという事実から、カメラとビデオカメラ機能 付き携帯電話の北米市場は2007年にピークを迎えるだろう」と、インスタット社のアナリストBill Hughes氏は語る。

また、インスタット社のもうひとつの調査レポート「モバイルイメージングサービス:ユーザの利用体験」によると、カ メラ付き携帯電話による画像の送信や印刷を妨げている理由は、画質への不満だけではないとしている。

インスタット社の調査は、以下についても述べている。

◆大多数のユーザはカメラ付き携帯電話の他に高画質デジタルカメラも使用すると回答している。唯一のデジタルカメ ラとしてカメラ付き携帯電話を利用するのはたった3%である
◆ほとんどの調査回答者が、カメラ付き携帯電話で1ヶ月に10枚未満しか写真を撮らないと回答した
◆1メガピクセル未満のカメラ付き携帯電話の購入を検討すると回答したのは2%未満で、50%以上は2メガピクセル以上の 端末を検討すると回答した

インスタット社の調査レポート「マルチメガピクセルカメラとビデオカメラ付き携帯電話調査」は、カメラ付き 携帯電話とビデオカメラ付き携帯電話の市場をカバーしている。2010年までの北米のカメラ付き携帯電話とビデオカメラ付 き携帯電話の出荷数と収益を予測している。また、「In-Stat consumer survey of wireless phone users」調査から、カメ ラ付き携帯電話とビデオカメラ付き携帯電話の利用と選択についても掲載している。また、インスタット社の調査レポート 「モバイルイメージングサービス:ユーザの利用体験」によれば、消費者は高い期待と共にカメラ付き携帯電話を購入し、画 像を共有したり印刷したりしたいと考えているが、多くの要因によって阻まれている。モバイル画像関連の主要企業や2010 年までの収益を予測している。

◆調査レポート
マルチメガピクセルカメラとビデオカメラ付き携帯電話調査
Multi-Megapixel Camera and Camcorder Phones—The End of the Beginning
(リンク »)

◆米国調査会社インスタット社について
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