統合したサーバーと連携し効果を最大化する新ネットワーク統合ソリューション

シスコシステムズ合同会社

2005-07-11 11:20

 日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長:大歳 卓麻、資本金:1353億円、住所:東京都港区六本木3-2-12、以下「日本IBM」)と、インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、日本IBMが提供するIT資源の自動化、仮想化ソリューションとシスコが提供するネットワーク機器の統合化、仮想化技術を連携した新しい「ネットワーク統合ソリューション」の提供を開始します。あわせて、日本IBMはシスコと実施してきた共同検証の成果に基づき箱崎事業所(ISCoC)内にデモンストレーション環境を構築し、7月下旬にお客様に公開する予定です。

 従来、サーバー資源を統合しても、サーバー運用に必須の基盤となっているネットワークの統合はあまり考慮されていませんでした。特に、サーバーファームやデータセンターなど多くのサーバーを運用しているお客様では、ファイアウォールをはじめとするセキュリティ対策やWebのレスポンスを良好に保つ負荷分散などのため、サービスごと、またはサーバーごとに多数のネットワーク機器と管理コンソール、それらを接続する配線が複雑に乱立し、このため、障害発生時の対応に時間がかかったり、管理・運用に多くのワークロードがかかってしまうようになってきています。

 今回のネットワーク統合ソリューションを活用することでお客様は、サーバーの統合のみならず、急速に複雑化したネットワークまでを含めたIT資源を統合し、管理コストの削減と可用性の高いシステム運営を実現することが可能になります。サーバーとネットワークの状況を見ながら資源を割り振るといった複雑な運用・管理から解放され、稼動状況に応じてサーバー資源が自動的に追加され、それに応じてネットワークも自動的に設定され、さらに、パフォーマンスの平準化までが行われます。 新ソリューションのメリットは以下のとおりです。

・筐体数削減と配線の簡素化による管理性の向上と、断線等物理的な障害発生の最小化

・サーバー追加等に伴うネットワーク変更作業の自動化とそれに伴う管理コストの低減

・ネットワーク負荷の集中(ボトルネック)によるパフォーマンス悪化や障害発生の最小化、発生時の早期復旧

 IBMでは、実際にお客様の類似環境を構築し、ネットワーク統合化、仮想化ソリューションの検証を行うことができます。また、IBMとシスコの共同検証で実証されたネットワーク構成のパターンや、自動化のためのサンプル・シナリオやワークフローなどをお客様にご提供していきます。

 新ネットワーク統合ソリューションは、CiscoのインテリジェントマルチレイヤスイッチCisco Catalyst 6500シリーズ(機能モジュールの搭載が必要)と、IBM eServer BladeCenter 等のIBMのサーバーおよびIBM Virtualization Enginefor Enterpriseによって実現されます。

以 上


【IBMについて】

 世界170カ国以上で事業展開しているIBMコーポレーションの一員。全世界で蓄積したさまざまな業界の専門知識や実践的なノウハウを活用し、これまでのIT企業の枠を超え、ビジネス・コンサルティングからシステムの開発・設計、運用・管理に至るまであらゆる局面でお客様のビジネス変革をご支援しています。新たな経営モデル「オンデマンド・ビジネス」を提唱し、変革実現を支える先進テクノロジーの提供に加え、ビジネス・プロセス・トランスフォーメーション・サービスなどの新たなサービスにも取り組んでいます。


【シスコシステムズ株式会社について】

 シスコシステムズ株式会社は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダー米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。ルータ「Cisco」シリーズ、スイッチ「Catalyst」シリーズ等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているネットワークOS「Cisco IOS」、IPテレフォニー、ワイヤレス、ストレージ、セキュリティ、ネットワークドホーム、オプティカル等アドバンスド・テクノロジー分野のソリューション・製品まで幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズは、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、NVO(Networked Virtual Organization)を提唱しています。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
(リンク »)


*IBM、eServer、BladeCenter、Virtualization Engineは、IBM Corporationの商標。他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。

** Cisco、Cisco SystemsおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、 Cisco Systems Inc. 及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。
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