Fiorano 社の CEO 兼 CTO である Atul Saini は今回の新製品のリリースにつて、『SOA を実現しようとしている企業にとって、Fiorano SOA 2006 が最適な選択肢となります。この製品が、現在手に入る同種の製品の中で最も包括的に SOA を支えるインフラストラクチャとなっているからです。既に Fiorano 製品をご採用くださっている多くのお客様から、Fiorano の他社にはない優れた「コンポーネント モデル」によって他の製品と比較して 4 倍も早く SOA を実現できるとの評価をいただいております。』と、述べています。
Fiorano SOA 2006 は、SOA (リクエスト リプライ方式) と EDA (イベント ドリブン アーキテクチャ) の両者のサポートを単一のプラットフォーム上に実現した業界初の製品です。Fiorano SOA 2006 では、SOA および EDA の混在するアプリケーション統合を一つの分散コンポーネント モデルにしたがって実現でき、また両者に共通すて使用できるツール群 (設計、開発、デプロイメント、セキュリティ、運用管理などのツール) を備えています。Fiorano SOA 2006 に新たに追加、拡張された主な機能には以下のものがあります。
コンポジット コンポーネント - ビジネス コンポーネントをより大きく再利用可能なコンポーネントにまとめることができるようになりました(制御は、BPEL に基づいて行われます)。このコンポジット コンポーネントは単一のオペレーティング システムの上で実行されます。複数の小さなビジネス コンポーネントを、一連のイベント プロセス (業務プロセス) の一環として単一のピア ノード上で実行する場合、それら複数のコンポーネントを一つのコンポジット コンポーネントにまとめることで、飛躍的なパフォーマンスの向上が得られます。
標準規格のサポート拡張 - BPEL / JCA / WS / J2EE / JMX - BPEL に基づいた業務プロセスの設計および構築、JCA および Web サービスに基づいた業務プロセスのコンフィグレーションやコンポーネントのインボケーション、JMX に基づいた管理など、標準規格のサポートをさらに拡張しました。
ピア・ツー・ピア JMS の拡張 - 各ピア (ノード) 間またはピア (ノード) 内の JMS メッセージングの性能をさらに向上させました。また、既存の JMS アプリケーションをエンタープライズ サービス バス (ESB) のコンポーネントとして再利用できるよう、シームレスな JMS ポートを実現しました。
ローカル / 分散トランザクション制御の拡張 - 単一のコンポジット コンポーネント内の複数コンポーネントにまたがるトランザクション制御をサポートしており、ローカル トランザクションおよび分散トランザクションが可能となっています。
ビジネス コンポーネント開発キット (BCDK : Business Component Development Kit) - ビジネス コンポーネントを新規に開発するためのツール群で、Java ライブラリ (JMS、JCA、JMX インタフェースを実装したもの)、ant ベースのコンパイル フレームワークなどから成っています。また、BCDK は Eclipse などの IDE と組み合わせて使用することができます。
シェアード リソース プール - 単一のコンポジット コンポーネント内の複数のコンポーネント インスタンス間でリソースを共有するシェアード リソース プールを採用しました。これによって、データベース接続などの重く、コストの高いリソースを複数コンポーネント間で共有することが可能となりました。
Fiorano SOA 2006 プラットフォームのソフトウェア パックには、以下の製品が含まれています。
Fiorano ESB Server 2006 - サービスに対応可能なミドルウェア プラットフォームで、インテリジェントなルーティング、疎結合 (SOA) および無結合 (EDA) の両ビジネス コンポーネントの間のオーケストレーションをサポートします。
FioranoMQ Server 2006 - ピア・ツー・ピア JMS メッセージングのプラットフォームです。他社に類を見ない多くの強力な機能と高い性能を有しており、グリッド環境を実現可能な世界で最初の JMS プラットフォームです。
Fiorano BPEL Server 2006 - 完全に分散された BPEL プロセスのオーケストレーションを可能とした世界最初の BPEL エンジンです。
Fiorano Business Components and Adapters 2006 - JCA に準拠した組み込み済みのビジネス コンポーネントで、そのままユーザーの業務プロセス内に組み込むことができます。これには、広く普及している RDBMS、メッセージング システム、ミドルウェア製品のすべてと接続可能なコネクタも含まれています。
Fiorano Process Orchestration Tools 2006 - 統合された一連のツール群で、ビジネス コンポーネントのオーケストレーション、スケーラブなデプロイメント、プログラミングをほとんど必要とせずにビジネス コンポーネントを変更、拡張するためのツールが含まれています。
Fiorano BPEL Editor 2006 - 独立したツールで、標準規格に基づいた BPEL プロセスの開発、テスト、デプロイメントを実施できます。このツールで開発した BPEL プロセスは、JCA に準拠したビジネス コンポーネントからなる業務フロー内でコンポジット コンポーネントとして利用することができます。
お問い合わせ先
Fiorano SOA 2006 に関するお問い合わせは、Fiorano Software 日本オフィスでお受けしております。
また、Fiorano 社の製品情報は弊社のホームページに掲載しております。
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Fiorano Software Inc., 日本オフィス (担当 : 青島)
東京都千代田区外神田 3-13-2
Tel : 03-6777-7530
e-mail: info_jp@fiorano.com
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用語解説
Fiorano Software について:
Fiorano Software (www.fiorano.com) は、米国カリフォルニア州ロスガトスに本社を置く、インテグレーション ミドルウェアのリーディング企業です。Fiorano のソリューションは、インターオペラべりティ、パフォーマンス、スケーラビリティ、ROI などの面で新たなパラダイムをもたらしています。アメリカン エクスプレス、AT&T ワイヤレス、ボーイング、BTI カナダ、FedEx、ロッキード マーチン、モトローラ、モーガン スタンレイ、シュルンベルガ、ポスコなどの世界的なリーダ企業で Fiorano の技術が採用されており、企業のバックボーン システムとして稼動しております。
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