サプライチェーン・ロジスティクスを戦略的なプロフィット センターへ変革する 「Transportation and Distribution Management suite (TDM)」を発売

- 物流戦略策定から日々の業務までをシームレスに統合し、 ロジスティクスのコスト効率を大幅にアップ -

i2テクノロジーズ・ジャパン株式会社

2006-10-10 10:00

i2テクノロジーズ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤 年成、以下i2)は、物流・ロジスティクスの戦略策定から最適化、配送・財務管理までをグローバルに統合するソフトウェア「Transportation and Distribution Management suite (以下、TDM)」の、日本国内のお客様に向けた販売・出荷を本日より開始します。
同時に、ソリューションマーケティング部の中に専任チームを設置して、お客様へのご提案・デモンストレーションや導入アセスメント、ならびに日本のユーザーからの製品機能拡張要件のとりまとめ等を行います。さらに、物流戦略の策定から、システム導入、運用・保守に関わるコンサルティングサービスも年内に開始する予定です。

i2のTDMソリューションの特徴は、グローバルなロジスティクスの戦略策定に関わる意思決定支援から、日々の輸配送に関わる計画業務や実績監視などの業務オペレーション支援、さらに、これらに関わるコスト管理や、分析までが一元管理されている点です。さらに、非常に緻密で高性能な最適化エンジンを備えており、グローバルにまたがる物流部門の効率化を図ることができます。これにより、物流業務の実態を、経営レベルの視点から、日々の業務レベルの視点まで、あらゆる角度で「見える化」し、上流から下流にわたって全体最適を行うことができるので、ユーザー企業の利益拡大、顧客サービスレベルの向上に大きく貢献することができます。

■TDM投入の背景
これまで日本においては、戦略的に物流ネットワーク策定・見直しを行ったり、グローバルな事業戦略に基づいて物流・配送オペレーションを最適化するための統合されたツールは、ほとんど活用されていませんでした。そのためサプライチェーン全体を考慮した物流の効率化は欧米に比べ遅れ、非効率なオペレーションによる無駄なコストが潜在化していると考えられます。近年は、燃料コストや人件費の高騰などにより、営業コストに占める物流コストの割合が増大して企業利益を圧迫しています。さらに、グローバル化の進展により物流の地域格差が生じ、輸送能力が大幅に不足している地域があります。一方、顧客のニーズはより厳しくなり、顧客が望む日に確実に最終製品(商品)を届けるという必要性が高まり、サービスレベルの強化が急務となってきています。そのため、これらの課題を解決し、さらなる企業成長を実現するために、物流改革を優先度の高い経営課題としてとらえ、原点から見直しを行う抜本的な改革に取り組むことに関心を寄せる企業が増えています。

i2テクノロジーズ・ジャパン株式会社の代表取締役社長、佐藤年成は次のように語っています。
「物流分野の効率向上、システム高度化は昔からその必要性が叫ばれてはいたものの、後回しになっていたのが実情ではないでしょうか。ましてやサプライチェーンを鳥瞰した物流の最適化は、ある意味夢物語と思われていたのではないでしょうか。今回その夢を実現するためにTDMをご提供し、物流改革と経営効率化のお手伝いを致します」

■Transportation and Distribution Management suite(TDM)
TDMは物流における、ネットワークの評価、輸送手段や業者の選定、調達から日々の輸送計画、さらに動態管理を中心とした可視化や評価・分析に至る総合的な物流管理ツールで、物流戦略の策定から、輸配送のオペレーション業務の計画、管理まで単一のプラットフォームで実現できる点が特長です。単純な部分最適ではなく、各種輸送手段、国、企業を横断して重要な輸送・配送プロセスをグローバルに同期化し、オペレーションの効率化、サービスレベルの向上を支援します。TDMは、すでに海外においては、200以上のグローバル製造業、小売業、物流専門業者(3PL等)の導入実績を有しており、配送ベンダーとの協力体制の最適化、物流ハブのダイナミックな最適化、配送ルートやスケジュール決定に関する制約の考慮、拡張性の面で非常に高く評価されています。

TDMは次のコンポーネントで構成されています。
・Supply Chain Strategist: 原材料調達から商品配送まで、サプライチェーンの戦略的ネットワーク設計のための意思決定を支援します。
・Transportation Modeler: グローバル調達、計画、実行、貨物監視における輸送・配送能力のシミュレーションおよび最適化を行います。
・Transportation Bid Collaboration: 運送費の自動最適化と入札管理が統合されており、どの配送ベンダーと契約すべきか適切な判断を行います。
・Transportation Manager: 輸送・配送ライフサイクル全体の実行、管理、監視オペレーションを支援します。
・Transportation Planner: 各種輸送手段、国、企業を横断した調達、計画、実行、貨物監視を実現するために、最適な計画立案を支援します。
・Supply Chain Visibility: ロジスティックスのあらゆるレベルやフェーズの製品発送状況や在庫状況を把握することにより、完全にガラス張りのサプライチェーン・マネジメントを支援します。
・Performance Manager for Transportation: ロジスティックスKPIを設定し、それぞれの指標での達成率を監視することにより、問題を早期発見することができるので、迅速で精度の高い意思決定を支援します。

またi2は、ガートナーの「Magic Quadrant for Transportation Management Systems (TMS), 2006(2006年版TMS市場マジック・クアドラント)」 でも、リーダーに位置付けられており、その物流ソリューションやサービスは高く評価されています。同マジック・クアドラントに関する情報はこちらをご覧ください。 (リンク »)

価格やその他詳細についてはお問い合わせください。

TDMは、次世代SCMで必要な3つの管理要素(データ・プロセス・KPI)の管理基盤である、i2 アジャイル・ビジネス・プロセス・プラットフォーム(ABPP)の一部として提供されます。ABPPは、i2の次世代SCMソリューションのベースとなっています。

このプレスリリースの付帯情報

用語解説

【i2テクノロジーズ・ジャパンについて】
i2テクノロジーズ・ジャパン株式会社は、i2 テクノロジーズ(本社:米国テキサス州ダラス)が100%所有する日本法人です。i2テクノロジーズは、サプライチェーン・マネジメント(SCM)領域に特化した、企業の事業目標達成を支援するソフトウェアの開発・販売およびコンサルティングサービスを製造業・小売業を中心に展開しています。フォーチュン・グローバルトップ10社中7社がi2のサプライチェーン・ソリューションを導入しているほか、世界の有力企業に数多くの導入実績を有しています。1988年の設立以来、ユーザ企業の事業成功に向けたソリューションを提供し続けています。日本法人は1996年に設立され、主に製造業を中心にSCMソフトウェアの販売と導入支援サービスを提供してきました。主な導入企業※1は、東芝、松下電産、JFEスチール、富士通、NEC、セイコーエプソン、日立製作所、菱食、明治屋、アスクル等です。

※1: 敬称略、順不同
※2: i2 および i2のロゴデザイン、ロゴは、米国i2 Technologies, Inc.の商標又は登録商標です。


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    お客様の問い合わせ先
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i2テクノロジーズ・ジャパン株式会社
ソリューションマーケティング部
TEL: 03-6409-1212 
Email: marketing-j@i2.com


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本件に関する報道関係者様の問い合わせ先
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i2テクノロジーズ・ジャパン広報代理
株式会社パブリシス 竹村/竹内
TEL: 03-5719-8901  
Email: i2_technologies@publicis.co.jp

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