プレスリリース:IONAのARTIXがテレコム市場へSOAを提案

~拡張性の高いArtix ESBがマルチ・テクノロジーによるBSS/OSSの相互運用をサポート~

日本アイオナテクノロジーズ株式会社

2005-11-15 00:00

2005年11月8日、アイルランド、ダブリンおよび米国マサチューセッツ州
ウォルサム発

ミッション・クリティカルなIT環境に向けたハイ・パフォーマンス・インテグ
レーション・ソリューションのリーディング・プロバイダーである
IONAR Technologies (アイオナテクノロジーズ、NASDAQ: IONA)は、2005年11月8日、
ArtixTMを拡張したテレコム業界向けにサービス指向アーキテクチャ(SOA)を
適用する機能を発表しました。テレコム業界をリードする標準技術、
トランスポートやプロトコルをサポートし、新しいビジネスを迅速に実現できる
ように、エンタープライズ・サービス・バス(ESB)のArtixはSOAの利点を引き出す
インテグレーション・ソリューションを提供します。

“競争の激しいテレコム業界で成功するためには、これまでと違った方向で
ビジネスを創生し、新たな仕組みで顧客と対話ができるITシステムが、
それぞれ密接に連動している必要があります。多くのキャリアは既存のシステム
を柔軟に統合するSOAを検討してきています。さらに、本来のSOAのゴールを
達成するために既存の標準と今後現れる標準の両方を同時にサポートできる
テクノロジーを探しています。”とYankee GroupのTelecom Group Consulting
and Research担当副社長のSanjay Mewada氏は述べています。

Artixの特徴は次のようにSOAインフラを構築するダイナミックで柔軟な拡張性の
高いプラグイン・アーキテクチャにあります。これはテレコム業界の要件に
非常に適合したアーキテクチャでもあります。

・広範囲な業界標準のサポート

既存のCORBAからParlayやマルチ・テクノロジー・オペレーション・システム・
インタフェース(MTOSI)のような開発中の標準まで、各キャリアで一般的に
なりつつあるキー・テクノロジーをネイティブにサポートします。

・広範囲なプラットフォームとプロトコルのサポート

多くのキャリアで見ることのできる多様な環境をサポートすることが可能であり、
メインフレーム、.NETやいくつかのJava環境を含むハードウェアとソフトウェアの
異なるプラットフォームをまたがる分散環境を構築することができます。また、
ArtixはIIOP、JMS、MQSeriesなどのキャリアのインフラで大規模に使われている
メッセージング・トランスポートもサポートします。

・エンタープライズ・サービス品質(QoS)

テレコム・キャリアの環境は高い信頼性と拡張性が要求されます。Artixは
次のようなエンタープライズ・サービス品質機能(QoS)を拡張しています。
たとえば、高可用性、フォルトトレランス、セキュリティ、システム管理などの
ミッション・クリティカルなシステムの稼動率を最大限にするサービスを
サポートします。

“我々のお客様は常に異機種混在の環境の問題には直面しています。また、
キャリアの各社は既存のシステムやアプリケーションから新たな価値を引き出す
手段としてSOAに注目しています。さらに、CORBAのような既存の標準技術と
MTOSIやParlayのような新しい標準を用いて既存システムが新しい方法で売上げに
貢献することを考えています。このような重要な標準をサポートし、
企業システムを段階的にSOAに適合させていくためには、我々はIONAのArtixは
最適であると確信しています。”
とMarconiのNetwork Intelligence Engineering部門長であるPhil Healy氏は
述べています。

世界中でテレコム業界での競争が激しくなるにしたがって、事業の成長を
維持することや顧客ベースを保持することだけでなく、ユーザあたりの売上げの
平均(ARPU)を引き上げるために売上げに貢献する新たなサービスを
開発しています。また、多くのキャリアはブロードバンド、ワイヤレス、
あるいは、バンドル・サービスなどを通じて新しい付加価値のあるサービスを
提供しようとしています。このような中で、Artixは、レガシーのBSS/OSSや
ネットワーク管理システムを統合し、付加価値のあるサービスのためにCORBAの
ような既存の標準技術から効果的に機能を拡張することには実績があります。

“テレコムのキャリアでは、サービスを実現するために必要なテクノロジーを
選択して配備するアプローチのベスト・オブ・ブリードによってインテグレー
ションの問題を解決してきました。一方、ESB製品などのSOAインテグレーション
・テクノロジーには大きな価値があると思っています。これまで培われてきた
標準とTMFのMTOSIやMTNMなどのこれから出てくる標準の両方を確実にサポート
することはソフトウェア製品がどのキャリアのIT環境へも容易に導入できること
を意味しています。”とTelcordia TechnologiesのSenior Research Scientist
のFrancesco Caruso氏は説明しています。

キャリアのIT環境には本質的な複雑さがあり、インテグレーションとは言えない
ような伝統的なポイント・ソリューションをベースにしたアーキテクチャによって
設計されていました。そのためにビジネスの変化にすばやく対応する柔軟さに欠けた
ITインフラを作ってしまいました。この現状に対してキャリアは新しい標準技術に
注目しています。たとえば、MTOSIやサービス・デリバリ・プラットフォーム(SDP)
を実現するParlayなどです。

“通信事業のキャリアは音声サービス、データサービス、モバイルサービスを統合し、
お客様の要求に応えるために生産性の高い包括的なサービス・デリバリ・
プラットフォーム(SDP)を実現することが重要となります。
ArtixはParlayやMTOSIに準拠した機能を提供しており、BSS/OSSで使われている様々な
テクノロジーや製品とSDPの間のシームレスな統合を実現し、新しいサービスの開設を
成功へと導いていくことができます。”
とSun MicrosystemsのGlobal Telecommunication担当副社長のDarrell Jordan-Smith氏
は述べています。

SDPは標準技術ベースのメディエーション機能を提供しており、既存のミッション・
クリティカルなシステムはアーキテクチャを設計しなおすことなく、SDPに連携
することができます。典型的なサービス・プロバイダでよく見られる標準技術、
プラットフォームやプロトコルを幅広くサポートすることで、Artixによって既存の
アプリケーションの機能を公開することが可能となり、新しいビジネス・プロセス
やSDP上のアプリケーションに組み込むことのできるサービスを実現します。
“ IONAは、10年以上にわたって、テレコム市場のミッション・クリティカルな
環境へ強力な製品を提供してきたプロバイダとし貴重な存在であると考えています。
そして、Artixによって、我々の経験を違ったアプローチでテレコム業界の
インテグレーションに適用することができるようになりました。この市場で
評価されているソリューションによってSOAコンピューティング・モデルがシステム
を最適化することで、どんなテレコム業界の企業でも市場での優位性や
ビジネス俊敏性を得ることができるようになります。”
とIONAのCEOであるPeter Zottoは述べています。

Artixのテレコム業界での価値を明らかにするために、IONAはTM ForumのCatalyst
プログラムの“Any Network, One Interface”デモに参加しています。
このデモは2005年11月7日(月)から10日(木)に行われた
TeleManagement World Dallasで紹介されました。
他のベンダと共同でIONAはキャリアがお客様へ統合サービスを提供する上で
MTOSIがどのように適用できるかを示しました。

■ IONA について
10年以上、IONAR Technologies (アイオナテクノロジーズ、NASDAQ: IONA)は、
グローバル2000企業のIT環境でのハイ・パフォーマンス・インテグレーションの
ソリューションを提供する世界的リーダーであり続けています。
IONAは、CORBAベースのOrbixR 製品ファミリーで、標準技術による
インテグレーションのパイオニアとなり、IONAの拡張性の高いエンタープライズ
・サービス・バスであるArtixは既存のエンタープライズ・システムを企業の
共通インフラに連携することができます。また、IONAがスポンサーとなっている
ObjectWebのCeltixオープンソースESBプロジェクトは、IONAがオープンな
標準技術と分散アーキテクチャをベースにインテグレーションの問題を解決して
きた経験から到達したプロジェクトです。

IONAは本社をアイルランドのダブリンに、米国本社をマサチューセッツ州
ウォルサムに置き、世界中に支社を置いています。
詳細については、ホームページ( (リンク ») )をご参照ください。
なお、日本アイオナテクノロジーズ株式会社は、同社の日本法人です。
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IONA、IONA Technologies、IONAのロゴ、Orbix、High Performance Integration、
Artix、Mobile OrchestratorとMaking Software Work Togetherは
日本アイオナテクノロジーズ株式会社、IONA Technologies PLCとその関係会社の
登録商標です。COBRAは米国、および、その他の国で有効なObject Management Group,Incの
登録商標です。Java、J2EE、および、すべてのJavaをベースにした商標は米国、
および、その他の国で有効なSUN Microsystems,Incの登録商標です。
この他のすべての本記事に現われる商標は正式な所有者の資産です。

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