PCやPDA、ポータブルゲーム機、デジタルカメラなどWiFi接続可能なデバイス(機器)が普及するにつれて、いつでもどこでもインターネットに接続できる環境を多くの利用者が望んでいます。しかしながら、現在の外出先などでの接続環境は、 1)世界中で公衆無線LANの接続可能エリアが十分に存在していない 2)世界をまたがって利用するには面倒な接続設定の変更をしなければいけない 3)利用料金が高い ことから十分に満足できるサービスとは言えないのが現状です。これらを解決するため、FONは2005年11月にスペインで誕生しました。
<FONとは>
利用者自身が自宅やオフィスなどの無線アクセスポイント(以下 AP)を開放・共有し、世界中に無線LANインフラを構築するユーザー参加型のコミュニティプロジェクトです。利用には、専用サイトで会員登録し、発行されるIDとパスワードを入力して接続します。
会員【※1】のタイプは3種類で、①自宅にFON専用ルーター『LaFonera』を設置してAPを無料開放し、他人のAPを無料で利用する「Linus」(ライナス) ②自宅に『LaFonera』を設置して有料開放し、他人のアクセスエリアも有料で利用する「Bill」(ビル) ③アクセスエリアを開放せず、他人のアクセスエリアを有料で利用する「Aliens」(エイリアン)。
これにより、会員は、1)世界に張り巡らされたたくさんのAPを【※2】 2)接続設定の変更をすることなく 3)無料 で利用することが可能となり、既存のサービスにはないインターネット接続環境を得ることができます。サービス開始から1年経った現在、世界144カ国で約4万箇所のAP、約16万人の会員を有しています【※3】。
【※1】FONでは、会員を「Fonero」と呼びます 【※2】アクセスエリアは、Google社の提供する「Google map」にて世界中を閲覧・検索可能 【※3】現在、世界中で「Linus」は1日に300人~500人、「Aliens」は1日に2千人増加しています
フォン・ジャパンは12月5日からホームページにてFON専用ルーター『LaFonera』の販売開始と共に、日本でのビジネスを本格的に開始します。なお、会員のタイプは、当面、無料で利用できる「Linus」で展開します。今後、APの普及および会員拡大のため、インターネットプロバイダーサービス事業者との提携によるプロバイダー会員へのFONサービス告知・提供、『LaFonera』の小売店などでの販売を通じた販売チャネルの拡大、ブロガーをターゲットとしたプロモーション活動などを積極的に実施予定です。2007年12月までに、東京を中心に国内で3万箇所のAPを目指します。
なお、12月5日~9日までは、FONルーターを先着1000名に無料でプレゼントする『5daysキャンペーン』をフォン・ジャパンのホームページにて実施します。
<フォン・ジャパン株式会社 会社概要>
社名:フォン・ジャパン株式会社(FON JAPAN Inc.)
設立:2006年8月10日
所在地:東京都目黒区自由が丘2-22-3-102号
株主:FON WIRELESS Limited
代表者:代表取締役社長 アントニオ・フエンテス・アヤラ
<FON WIRELESS Limitedについて>
WiFiコミュニティプロジェクト“FON”の創業者であるマーティン・バルサフスキーが代表取締役社長を務める。2005年11月に設立。今年2月にグーグル社およびスカイプ・テクノロジーズなどから約26億円の資金調達をする。2006年11月には、“FON”のサービスモデルがThe World Technology Network(アメリカ、サンフランシスコ)が主催する2006 The World Technology AwardのCommunications Technology部門を受賞した。
<本件に関するお問い合せ先>
株式会社トレイントラックス(広報代理店)
担当: 中村・小牧・関口
TEL: 03-5738-4177 E-MAIL: pr@traintracks.jp
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