フランスの調査会社イダテ社の調査レポート「欧州のHDTV市場:サービスの普及は?」は、ヨーロッパにおけるHDTVに関連する問題と、この重要な問題についての回答の試みを提供する。ヨーロッパの視聴者がHDTVに簡単に接続できるようになるための促進要因と乗り越えるべき障害に関する解説と市況の推移、主なHD市場とヨーロッパでのサービス開始から導き出される見解を提示する。
ヨーロッパのHDTV市場は、まだ初期の段階にある。2006年末には、HD機能搭載のテレビを所有する家庭は1000万だが、実際にHDサービスを受けているのはわずかな割合である。
一方、米国と日本の約10%の家庭で、DTT、ケーブル、衛星、最近ではFTTxの4つのタイプのネットワークによってHDTVサービスが展開しており、学ぶべきものがある。もっとも地域による差異があり、HDTVサービスの展開は、日本ではFTAで、米国では有料テレビで提供している。
だが、HDTVはヨーロッパでスタートした。過去2年間に、大きな市場進捗が見られた。
*過去2年間でHD機能搭載テレビの普及数が増加した
*遅れることもあるが、HDサービスはヨーロッパのいくつかの国で開始した
*さまざまな配信ネットワークによってHDの特性が高まった
*製品技術と放送チャネルによってHDは大いに進捗するだろう
しかし、乗り越えるべき重大な障害はまだ多い。
*消費者のHDという概念への理解や実際の導入は遅れている
*一般的なチャンネルのビジネスモデルはあいまいである
*HD向けの番組制作の問題は、鶏肉と卵のように未解決である
有料テレビサービス市場は、2006年末のHD DVDプレーヤーの発売、2008年の北京オリンピック、ヨーロッパサッカー選手権によって拡大するとみられている。さらに、HDTVサービスの無料放送導入はより幅広いHDサービスの採用を刺激するだろう。
◆調査レポート
欧州のHDTV市場:サービスの普及は?
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