(株)インフォマニアが送信ドメイン認証(DKIM)を使った「なりすましメール」防止サービスをASP提供。民主党が導入へ。

株式会社インフォマニア

2007-12-07 00:00

株式会社インフォマニア(所在地:神奈川県横浜市 代表取締役:大西恒樹) は、送信ドメイン認証(DKIM)技術を使った「なりすましメール」を防ぐサー ビス『DKIM filter(ディーキムフィルター)http://www.dkim.jp/』を2007年 12月3日から提供する。民主党は自らのドメインの信頼性維持向上のための最 先端技術として、他党、政府機関、自治体に先駆けて試験的に同サービスの導 入を決め、すでに実装が完了している。
株式会社インフォマニア(所在地:神奈川県横浜市 代表取締役:大西恒樹)
は、送信ドメイン認証(DKIM)技術を使った「なりすましメール」を防ぐサー
ビス『DKIM filter(ディーキムフィルター) (リンク ») 』を2007年
12月3日から提供する。民主党は自らのドメインの信頼性維持向上のための最
先端技術として、他党、政府機関、自治体に先駆けて試験的に同サービスの導
入を決め、すでに実装が完了している。

送信ドメイン認証(DKIM:Domain Keys Identified Mail ディーキムと発音)
技術とは、送信者を偽装した迷惑メールやフィッシング詐欺メールへの対策と
して米国Yahoo!、Cisco systems、Sendmail、PGPの四社が共同で提案している
最新技術で、2007年5月にIETFによってRFC4871として承認され、仕様の標準化
が進んでいる。すでにgmailなどの大手フリーメールや、Biglobe社などが運用
を始めている。

現在のメール送信技術では簡単に他人になりすましてメールを送ることができ
る。つい先日も福田首相になりすましたメールが横行して問題になったが、同
じ被害に遭うリスクは全てのドメイン保持者が有している。この問題を根本的
に解決するために、DKIMのような技術が全てのメールサーバーに普及すること
が期待されているが、現状では国内での啓蒙はまだ進んでおらず、対応できる
技術者も少ない。『DKIM filter』は、既存のメールサーバーに手を加えずに
利用できるASPサービスとなっており、DKIMに対応できる技術者がいなくても、
なりすましメールやフィッシング詐欺メールにドメインを悪用される可能性の
ある全ての官公庁、政党、自治体、企業などが簡単に導入できるよう設計され
ている。このため、対応に迫られつつもメールサーバーに変更を加える技術や
時間がない多くの企業や団体での需要が見込めると同社は見ている。

『DKIM filter』の機能は大きく分けて二つある。一つは送信時にDKIMによる
電子署名をメールヘッダーに付与し、そのメールの正当性を認証できるように
すること。これは同社が指定するDKIMサーバー経由で送信することにより機能
する。もう一つは、受信時に他のDKIM対応サーバーからのメールを認証するこ
と。これは利用ドメインのMXレコードを同社のDKIMサーバーに変更し、認証後
に元のサーバーに転送することにより機能する。送信側はDKIMの他、SPFと
Sender IDにも同時に対応可能、受信側はDKIM、DomainKeys、SPF、Sender ID
を全て認証できる機能を備えている。

サービスの提供単位はドメイン毎となっており、利用料金は初期設定費用20万
円(一ドメイン)、月額10万円(100メールアドレスまで)で、それ以上は利
用アドレス数による従量制で提供する。また、大規模ユーザーに対しては専用
サーバー構築による固定料金のサービスや、メールマガジンなどを発行するユ
ーザーに対しては電子署名をスタンプするだけの専用サーバーの構築なども提
供する。同社はこのサービスを全国の企業、団体向けに直接販売する他、レン
タルサーバー業者やISP事業者を通じての販売も行う。

【会社概要】
名称     :株式会社インフォマニア
本社住所   :〒225-0012 横浜市青葉区あざみ野南2-6-16
電話     :TEL 045-914-5304 FAX 045-914-5404
E-mail     :info@infomania.co.jp
設立     :平成8年5月29日
資本金    :1,000万円
従業員数   :17名
代表取締役社長:大西恒樹
ホームページ : (リンク »)
担当者名   :大西恒樹
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