統合通信とIPコンタクトセンター市場は22%上昇

株式会社データリソース

2008-07-02 20:00

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、統合通信やIPコンタクトセンター市場は、2011年まで順調に成長し続けるだろうと予測している。
マサチューセッツ州ボストン、2008年6月23日
米国調査会社インフォネティクスリサーチ社が年2回出版する調査レポート「統合通信とIPコンタクトセンター」は、統合メッセージングと通信ソフトウェアなどの統合通信市場(UC)は、2006年に19%、続いて2007年にも20%上昇したと報告している。

同様に、IPコンタクトセンター(IPCC)市場も、2006年の26%に続いて、2007年には24%上昇した。

この調査レポートは、統合通信やIPコンタクトセンターの販売は2007年に世界で22%上昇して10億5000万ドルに達し、2011年までは順調に成長し続けるだろうと予測している。

「統合通信の主要な要素であるコミュニケーターソフトウェアクライアントの販売は本格化しつつある。2007年のNortelとMicrosoftの提携で、Microsoftはコミュニケーター市場の半数を占めるようになった。この初期の統合通信市場に、様々な分野から参入してくるベンダが覇を争い、積極的に販売を促進しようとするため、2008年にはシェアは拡大するだろう」とインフォネティクス社の企業向け音声/データ部門のアナリストMatthias Machowinski氏は語る。

主な調査項目を以下にあげる。

*比較的小規模なコミュニケーター市場は、2006-2007年に164%と大きく成長した
*Microsoftは、2007年の世界のコミュニケーター市場の収益シェアでトップであった
*統合メッセージングは統合通信市場の大部分を占めており、トップ企業はAvayaで市場の1/3以上を占めている
*Avayaは、IPコンタクトセンター市場でも世界の収益の半分以上を占める断トツのトップ企業で、2位はCiscoである
*TDMからIPへの移行は、IPコンタクトセンター市場の成長を促し、コンタクトセンター市場全体の成長よりもはるかに急速に拡大している

インフォネティクスリサーチ社の調査レポートは、基本的なIP PBX機能に通信機能を付与する統合メッセージングやコミュニケーターなどの統合通信や、ACD(automatic call distribution)、IVR(interactive voice response)、CTI(computer telephony integration)などのIPコンタクトセンターなどの、IP PBXのアドオンアプリケーションを調査している。世界の市場シェアと、世界と地域毎の市場規模と予測を、北米、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋地域、カリブ海・ラテンアメリカ地域に分けて提供している。

調査対象企業は、3Com、Aastra、Alcatel-Lucent、Avaya、Cisco、CosmoCom、IBM、Interactive Intelligence、Microsoft、Mitel、日本電気、Nortel、Siemens、ShoreTel、Vertical、ZTEなどである。

◆調査レポート
統合通信とIPコンタクトセンター
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◆米国インフォネティクスリサーチ社について
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