米国調査会社インフォネティクスリサーチ社が年2回出版する調査レポート「テレビ付き携帯電話、サービス、加入者」は、世界のモバイルテレビ電話の販売は2007年に990億ドルに近づいており、サービスプロバイダがモバイルビデオサービスから収益をあげるのに苦心しているにもかかわらず、今後5年間は力強い成長が継続するだろうと予測している。
この調査レポートは、モバイルビデオサービス収益、加入者数(3G/MBMS、DVB-H、FLO、ISDB-T、S/T-DMB、DAB)、携帯電話(3G/MBMS、DVB-H、FLO、ISDB-T、S/T-DMB、DAB、CMMB)の世界と地域毎の市場規模と予測を提供している。
また、2007年の世界のモバイルビデオ加入者数は1000万、2008年末には3倍に達し、少なくとも2011年まではこの急成長が継続するとみている。
「高画質スクリーンやバッテリー寿命の長時間化などによって、モバイルビデオ電話メーカーが得られる収益は、今後数年間はかなり下落するだろう。サービスプロバイダは、加入者が使うことによって収益をあげられる携帯端末を確保したいと考えている。インフォネティクスリサーチ社は、2007-2011年にモバイルビデオ電話の出荷数が4倍に増加すると考えている」とインフォネティクスリサーチ社の主任アナリストJeff Heynen氏は語る。
主な調査項目を以下にあげる。
*世界のサービスプロバイダのモバイルビデオサービスによる収益は、2007年に3倍に増加し、2008年にもまた3倍に増加するだろう
*広告は、モバイルビデオサービスの収益に長期的/短期的な役割を果たすだろう。モバイルオペレータは2008年まで広告主やメディアと共に、広告会社にモバイルビデオの広告価値を売るようになり、この動きは2009年半ばにはより拡大しているだろう
*SamsungのInstinctやLGのVUのように、モバイルデバイスの外見や使用感がiPhoneに近づき、性能が拡大すれば、モバイルビデオサービスの加入者は拡大するだろう
*Motorola、Envivio、Harmonicなどの画像処理およびヘッドエンドメーカーは、モバイルネットワーク機器のサプライヤとの提携を進めている。これらの企業間での提携や買収は、モバイルビデオビジネスの可能性が高まれば、引き続き世界中で継続するだろう
◆調査レポート
テレビ付き携帯電話、サービス、加入者
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