FIPS 140-2認証を取得した“DataTraveler BlackBox”を発表

256ビットのハードウェア・ベースAES暗号化ドライブが厳格なデータ保護基準の連邦政府規格に合格

Kingston Technology株式会社

2008-07-11 13:00

メモリ製品で世界をリードする独立系メモリ・メーカーKingston Technologyは7月11日、同社で初めてFIPS 140-2(連邦情報処理規格140-2) *認証を取得したUSBフラッシュ・ドライブ「DataTraveler BlackBox」を発表しました。同製品は2GB、4GB、8GBの3種類の容量で、7月末より発売されます。
同製品は、FIPSレベル2スタンダードの要求に沿って、USBポートに挿入される度に暗号化アーキテクチャが機能していることを検証するための起動時セルフテストを実行します。この機能に加えて、自動的にデータの暗号化及び復号化を行なう専用プロセッサを用いた256ビットのハードウェア・ベースAES暗号化機能も備えています。また、パスワード確認に連続して10回失敗するとドライブが自動的にロックダウンされるため、ドライブが無くなったり、盗まれたり、誤って挿入されたりした場合の不正アクセスの防止に有効です。

FIPS 140-2認証を取得するためには、米国標準技術局(NIST) **とカナダ政府の通信安全保障局(Communications Security Establishment)が定めた連邦要求条件を満たす検証プロセスに合格する必要があります。米国及びカナダの多くの政府関係機関が、取扱注意ではあるが機密扱いでない情報はFIPS 140-2スタンダードで暗号化されなければならないと規定しているため、フラッシュ・メモリにとっては極めて重要な条件となっています。

当社アジア太平洋地域フラッシュ・メモリ製品マネージャを務めるネイサン・スー(Nathan Su)は「我々は当社のDataTraveler BlackBoxが、NISTが設定した連邦情報処理規格(FIPS)をすべて満たしたことを光栄に思います。この認証は、他の強化されたセキュリティ機能と併せて、DT BlackBoxが機密文書をそのデータが安全であるという最大限の確信を持って保存し、送信するための理想的な方法であると認定したものです。」と語っています。


*連邦情報処理規格(FIPS)とは、軍関係以外のすべての政府機関と政府からの受託機関が使用する情報処理規格として米連邦政府によって規定された基準です。FIPS140-2は、暗号モジュールに関するセキュリティ要件の仕様を規定しており、1~4までのレベルがあり、レベル2は、物理的な改竄があった際にその痕跡を残すことが必要となります。

**米国標準技術局(NIST:National Institute of Standards and Technology):米商務省の非規制組織であり、その目的は経済的セキュリティと生活の質を高めるような方法で測定技術、標準規格、及びテクノロジーの革新を推進することによって米国の産業競争力を強めることにおかれています。


【DataTraveler BlackBoxの主な機能と仕様】
容量:2GB, 4GB, 8GB
寸法:77.9 mm x 22 mm x 12.05 mm
最大データ転送速度:24 MB/sec(読み出し)、20MB/sec(書き込み)
安全性:
・保存されるデータの100%が256ビットのAES(Advanced Encryption Standard)ハードウェア・ベース暗号化によって保護されます。
・10回連続でパスワード認証に失敗するとドライブがロックダウンされ、リフォーマットされます。
・不正アクセス防止のために、パスワードは最小限の文字数を使ってユーザーが設定します。
簡便性:管理者特権やアプリケーションのインストールは必要ありません。
防水性:浸水事故に対してデータが保護されます。防水性があるチタン・コート・ステンレス・ケースを採用。
最低システム要求条件:
・USB 2.0及びUSB 1.1適合性
・使用のためにはドライブ識別文字として連続する2文字を指定する必要があります。
対応OS:Windows Vista(32-bitのみ)、Windows 2000 (SP3、SP4)、Windows XP (SP1、SP2)
保証:5年間の保証と無料テクニカル・サポート

このプレスリリースの付帯情報

DataTraveler BlackBox

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