米国調査会社インフォネティクスリサーチ社の年刊調査レポート「サービスプロバイダと企業の通信とデータ通信機器」は、世界のサービスプロバイダと企業の通信とデータ通信機器の販売は、2006-2007年に13%上昇して1390億ドルとなり、2011年には26%上昇して1740億ドルとなると予測している。
この調査レポートの調査しているすべてのセグメントで、2007-2011年の5年間の年平均成長率(CAGR)は二桁をわずかに下回るだろう。IPTVとIPビデオ機器が最も急速に成長し、サービスプロバイダのVoIPとIMS機器がそれに続くだろう。
「サービスプロバイダ向けの無線とFMC機器、企業向けのルータ、スイッチ、無線LAN機器が収益の大きな割合を占めており、IPパケットネットワークへの移行によって、通信とデータ通信機器市場全般が成長しており、特にIPTVやサービスプロバイダのVoIPとIMS分野が大きく成長している」とインフォネティクスリサーチ社の主席アナリストJeff Wilson氏は語る。
主な調査項目を以下にあげる。
*最大の機器カテゴリーであるサービスプロバイダ向けの無線とFMC機器は、急速に成長するIPTVやキャリア向けのVoIPとIMSのシェア拡大に伴って、2007-2011年に通信とデータ通信全体におけるシェアを4ポイント下げるだろう
*2007年の通信とデータ通信機器収益の約1/3は、欧州・中東・アフリカ地域によるものだろう
*中国とインドは2008年に、キャリアのネットワーク構築計画による資本投資やcapexと、ドル安による通貨換算によって非常に大きく上昇した
*Ciscoは2007年の世界の通信/データ通信ネットワーク機器市場をリードし、Alcatel-Lucent、Ericssonと続いた
*EricssonとAlcatel-Lucentの2社がサービスプロバイダの通信/データ通信機器セグメントをリードしたが、企業向け分野ではCiscoが2007年の収益の市場シェアのほぼ半分を占めてトップだった
インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「サービスプロバイダと企業の通信とデータ通信機器」は、世界市場における通信/データ通信機器市場のネットワーク製品の多くを占める企業の市場規模、市場シェア、予測を提供し、主要製品カテゴリ毎の収益、収益の地域分布、主要ベンダについて記載している。
調査対象企業は、Alcatel-Lucent、Avaya、Cisco、Ericsson、富士通、Huawei、Juniper、Motorola、日本電気、Nokia Siemens、Nortel、Samsung、Siemens、Tellabsなどである。
調査対象機器カテゴリーは、ブロードバンドアグリゲーションハードウェア、ブロードバンドCPE、IPTVとIPビデオ、光ネットワークハードウェア、サービスプロバイダメトロイーサネット/ルーティング/スイッチング、サービスプロバイダVoIPとIMS機器、サービスプロバイダ無線とFMC、企業向けルータ/スイッチ/無線LAN機器、企業向け電話機器、ネットワークセキュリティなどである。
◆調査レポート
サービスプロバイダと企業の通信とデータ通信機器
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