世界のビデオサーバー市場の放送、ケーブル、通信経由のテレビ放送分野は安定して成長しており、2013年の全収益は15億ドルに達するだろうと米国調査会社ABIリサーチは予測している。なかでも最も成長が著しいのは通信経由のテレビ放送市場で、2007年から2013年の年平均成長率(CAGR)は28%になるだろう。ケーブル市場のCAGRは約13.5%、放送市場の成長率は最も低いが、それでも8%と予測している。
「ケーブル、放送、通信経由のテレビ放送市場はそれぞれ、ビデオサーバーにとって非常に競争が厳しい」とABIリサーチの産業アナリストZippy Aima氏は言う。「消費者にとってケーブルと放送は、比較的旧式のエンターテインメントだが、ケーブルプロバイダと電話会社は市場動向に適応して、他社より早く、今までにない新しい消費者向けサービスを提供している。競争力を維持するために、放送市場でもハイブリッドや類似のサービスに着手したりしている。」
通信経由のテレビ放送は、北米では成長し始めるのが遅かったが、現在は他の先進国と同様に急速に成長している。通信経由のテレビ放送は、テレビ配信ゲームの新規参入者として最新技術を採用し、古いインフラがほとんどないという利点がある。これが安定成長のひとつの理由である。ハードウェアの均一化により大部分がコモディティ化している。ベンダはソフトウェアアプリケーションで差別化を狙っている。
大半のビデオサーバーベンダは、この3つのうち少なくとも2つのセグメントに参入しており、エンド・ツー・エンドプラットフォームの提供を目標にする企業が増えている。これは、Cisco、Sun、Motorola、Arris等の一部の新規参入者や大企業にとって好都合である。これらの企業はサーバーをより大規模で包括的なソリューションに適合させる能力がある。だが、「比較的小規模で、より専門性の高いビデオサーバーベンダのビジネスもこの好調な市場においては順調だ」とAima氏は言う。
ABIリサーチの調査レポート「ビデオサーバー市場分析」は、ビデオサーバー市場の現在の動向を調査し、市場の促進要因と阻害要因を示し、 ケーブル、電話、放送セグメントの主要企業と製品のプロファイルを記載している。市場シェアと価格動向、地域別と市場セグメント別の予測も提供している。
この調査レポートは、「消費者向けビデオ技術年間リサーチサービス」と「ホームネットワーキング年間リサーチサービス」の一環である。
◆調査レポート
ビデオサーバー市場分析:ケーブル、電話、放送の予測データと企業プロファイル
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