ライトスピードと慶應義塾大学SFC 研究所は、H.264エンコーダを始めとするヒューマンモニタリング社製品を応用する、共同研究契約を締結致しました。ヒューマンモニタリング社は、H.264に特化して、フルHDで業界最速レベルのエンコーダを開発し、ストリーミングや組み込み

ライトスピード株式会社

2008-08-25 14:20

報道関係各位
プレスリリース
2008年08月25日
ライトスピード株式会社


Human Monitoring社製品に関する
慶應義塾大学SFC研究所との共同研究契約締結のお知らせ


ライトスピード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:方波見 豊、以下ライトスピード)と慶應義塾大学SFC研究所(所在地:神奈川県藤沢市、所長:國領 二郎、以下SFC研究所)は、ライトスピードが日本展開を支援しているHuman Monitoring社(本社:イスラエル、代表:Meir Kollmann、以下ヒューマンモニタリング社)製品を応用した共同研究を行うことを目的として、共同研究契約を締結致しましたので、下記の通りお知らせ致します。



【1.今回の契約について】
今回の契約締結で、ライトスピードはヒューマンモニタリング社の開発する高速・高画質動画圧縮アルゴリズムをベースにした画像処理製品群をSFC研究所に提供します。一方で、SFC研究所は、同製品群に対する新たなアプリケーションの企画・開発や、製品品質向上等を、ライトスピードに対して研究成果としてフィードバックします。
今回の契約は、ライトスピードの藤沢支社であるGlobal Business Innovation Laboratory(略称:GBIL/ジービル、 所長:谷口 敬太、以下GBIL)とSFC研究所との産学連携の共同研究契約です。GBILのSFC研究所との共同研究プロジェクトは、SFC研究所の共同研究形態のひとつであるSIV アントレプレナー教育研究コンソーシアム( 現:慶應SFCイノベーション&アントレプレナーシップ・プラットフォーム研究コンソーシアム)との昨年4月の契約に続き、第2号の案件となります。

【2.ヒューマンモニタリング社および技術】
ヒューマンモニタリングは、高品質な映像処理ソフトウェアを提供するトップソリューションプロバイダです。同社は、保有する映像処理における知的財産と特許技術をもとに、H.264エンコーダ、ビデオスタビライザ、パノラマスティッチング及び、静止画コーデック等を提供しており、Adobe Flash Media向けソリューション、テキサス・インスツルメンツ社のDSPおよびARMコアへの組み込み製品として採用されております。
ヒューマンモニタリング社および技術についての詳細はこちらをご参照ください。
(リンク »)

【3.GBILについて】
GBILは、ライトスピードの藤沢支社として、ライトスピードと慶應義塾大学SFC研究所をはじめとする学術機関との産学連携・共同研究を推進する中核拠点として位置づけ、当社の国内外パートナー企業、グローバルビジネスを推進する国内ベンチャー企業、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス内の研究室(主にモバイル、セキュリティ、ネットワーク&情報システムの3分野)、ベンチャー企業とのC&D(Connect & Develop)を推進しています。所長には、慶應義塾大学環境情報学部を卒業(2006年3月)した谷口敬太が就任しており、15名程度SFCの学生およびOBスタッフで構成され、主にマーケティング業務サポート、新ビジネス創出、人材育成など、様々な取り組みを行なっております。

【4.今後の展望について】
ライトスピードは、今回のヒューマンモニタリング社製品のみならず、その他海外ITソリューションベンダー(Verisium社・Clickmarks社)の製品に関連した共同研究も検討しています。今後益々C&D(コネクト&ディベロップ)を推進していくにあたり、大学や複数の研究機関などとストラテジックパートナーシップを組むことにより、研究開発コストを抑え戦略的イノベーション体制を構築していきます。

*C&D(コネクト&ディベロップ)について
C&D(Connect & Develop)は、自前のR&D(Research & Develop)に固執しないオープンなイノベーション・モデルとして知られており、米国Procter & Gamble社(P&G)のLarry Huston氏 とNabil Sakkab氏 が発表したことで認知度が高まりつつあります。C&Dモデルを活用しているProcter & Gamble 社(P&G)やGeneral Motors社(GM)などでは、収益を悪化する要因であったR&D部門を大学など複数の研究機関などとストラテジックパートナーシップを組むことによって、イノベーション収益の大幅な向上を実現しているケースも発表されています。

【5.企業概要】
■ライトスピード
(1)商 号 ライトスピード株式会社
(2)代表者 代表取締役 方波見 豊
(3)本店所在地 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10F 日本創生ビレッジ
(4)設 立 2005年(平成17年)9月
(5)事業内容
  ・ソリューション事業
  (海外を中心とするITソリューションベンダーのビジネス開発、マネジメント・アウトソーシングリソースの提供及び日本法人設立支援)
  ・SI事業
  (システム開発、アウトソーシングサービス及びシステム製品サポートサービスなどの
   エンジニアリングリソースの提供)
(6)資本金 5,750万円(資本準備金含む資本合計1億500万円)
(7)URL  (リンク »)

■ヒューマンモニタリング
(1)創 業 2005年
(2)本 社 イスラエル (テル・アビブ地区)
(3)経営陣 Meir Kollmann – CEO (Shiron, PacketLight, ADC)
  Dr. Nitzan Rabinowitz – CTO (Moonlight’s CTO)
Ira Dvir – VP R&D ( Moonlight’s CEO and Founder)
(4)保有特許技術
・レートコントロール(US Patent 6,557001 Dvir, et al.)
・ビデオスタビライザ(PCT/IL2007/000937)
・画像圧縮用特殊量子化技術(PCT/IL2008/000030)
・ビデオエンコーダ技術を使用した高画質静止画コーディング(PCT/IL2008/000027)
・プライバシー保護モニタリング(National Phase: USA [11/914,454] , Europe, Japan and Israel)
・ビデオハードウェアにおける画像圧縮アーキテクチャー(PCT/IL2008/000029)
(5)URL  (リンク »)

■慶應義塾大学SFC研究所
(1)設立 1996年7月
(2)所長 國領二郎
(3)概要
慶應義塾大学総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部、大学院政策・メディア研究科付属の研究所。21世紀の先端研究をリードする研究拠点として、SFCにおける教育・研究活動と、産官学および国内外のあらゆる関連活動との双方向の協調関係を育みながら諸科学協調の立場から先端的研究を行い、社会の発展に寄与することを目的とする。
(4)URL  (リンク »)

●本リリースに関するお問合せ先
ライトスピード株式会社 広報担当
TEL:03-3287-7366 FAX:03-3287-7367
E-mail: press@light-speed.jp


以上


・研究先について
今回の共同研究は、慶應義塾大学村井・中村研究室が中心になって推進する、WIDE(Widely Integrated Distributed Environment)プロジェクト※やDVTS(Digital Video Transport System) コンソーシアム※での適応を通じておこなわれます。

※WIDEプロジェクト
(リンク »)
慶應義塾大学の村井純教授、中村修教授らが中心になって1986年に設立された、インターネットに関する研究プロジェクト。日本におけるインターネットの先駆け的存在の一つとなったことで知られております。

※DVTSコンソーシアム
(リンク »)
慶應義塾大学の村井純教授、中村修教授らが中心になって、高品位動画像配信システムの中核をなすアプリケーションである「DVTS(Digital Video Transport System)」を、産学共同で発展させ、会員間の情報交換・共有を行い、相互に互換性を検証しながら問題を解決し、次世代高品位動画像配信に向け新たな利用形態を創造する活動を続けています。

※AdobeおよびFlashは、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ARM はARM Limitedの登録商標です。
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