2008年5月末、中国政府が「通信事業の再編」に関する通告を正式発表した。これにより、以前から噂されていた3大キャリアへの統合が現実となり、中国の通信事業者6社は、チャイナモバイル(China Mobile)、チャイナユニコム(China Unicom)、そしてチャイナテレコム(China Telecom)の3つの事業者に再編された。この再編に伴い、中国の3大キャリアは全て、固定、及び、移動体通信を扱うこととなると同時に、3件の3Gライセンス発給のための手続きにもなることが明らかとなった。
本レポートでは、今回の再編を詳しく分析すると共に、今後の中国通信市場の動きを考察する。
■目次
1 中国、3大キャリアに再編
2 再編と3Gライセンス
2-1 TD-SCDMA、そしてチャイナモバイル
2-2 中国の周波数帯域政策、そして、WiMAXの可能性
2-3 中国におけるWiMAX関連研究開発の動向
3 グローバル移動体通信市場に向けた中国の挑戦
表目次
[表1-1]中国の通信事業者6社の事業内容
[表2-1]中国における無線周波数帯の割り当て状況
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