米国では2009年2月17日にアナログ式の無料テレビ放送が終了する。多くの視聴者はケーブルや衛星放送サービスに加入しているが、15%というかなりの数の人々が現在も従来のアンテナを使用している。
米国の調査会社ABIリサーチが行った米国の地上波テレビの視聴者調査によれば、アナログ放送終了後は、大半 (70%)の視聴者がアンテナにデジタル変換器を取り付け、10%の視聴者がケーブルまたは衛星サービスに切り替える。しかし、驚くべきことに20%の視聴者が、アナログ放送を視聴していたテレビを見なくなると回答している。
「調査データによれば、アナログ放送終了後、視聴者はテレビを見ないことを選び、全体的に地上波放送全体の視聴率は下がるだろう。地上波放送の視聴者は、レンタルDVDやブロードバンドビデオといったビデオエンターテインメントを利用する傾向があり、 デジタル放送への移行でその傾向は一層強まるだろう」と主席アナリストのSteve Wilson氏は言う。
またこの調査で、高解像度テレビにアップグレードした視聴者の傾向を調べた結果、衛星HDサービスに多くの消費者が加入しているが、これらの視聴者は以前ケーブルテレビではなく、地上波放送や電話会社のテレビサービスを利用していたことがわかった。
ABIリサーチのリサーチブリーフ「地上波とマルチチャンネルのテレビ視聴者:消費者調査結果」は、2008年4月、米国で1002人に行ったウェブ調査の結果を考察している。このリサーチブリーフは、調査レポート、「Market Data」、「ABI Insights」、アナリストへの質問時間を含む「消費者向けビデオ技術年間リサーチサービス」の一環である。
◆調査レポート
地上波とマルチチャンネルのテレビ視聴者:消費者調査結果
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