パケット光伝送と40Gは新規参入ベンダにとって大きなビジネスチャンス

株式会社データリソース

2008-10-29 13:00

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、パケット光伝送ネットワーク機器ベンダを選ぶ際に重視されるのは、製品の信頼性や標準の準拠だと報告する。
カリフォルニア州キャンベル、2008年10月23日
米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社の年刊調査レポート「サービスプロバイダの光パケット通信と40G利用計画:北米、欧州、アジア太平洋地域」は、北米、欧州、アジア太平洋地域の既存サービスプロバイダや競争的サービスプロバイダは、今日の競争環境の激化から、86%がパケット光伝送ネットワークへの投資を削減したいと考えており、その2/3以上が少なくとも11-50%のOPEX削減を期待していると報告している。

この調査レポートは、サービスプロバイダがパケット光伝送ネットワーク機器ベンダを選択する際に最も重要なのは、製品の信頼性や標準の準拠であるとしている。既にネットワークに採用しているベンダの機器を選択すると回答するのは非常にまれで、これは新規ベンダにとってのビジネスチャンスを意味している。

「パケット光伝送機器や40G(将来的には100G機器)は、今まで買っていたサプライヤから買うという従来の商習慣を打ち破り、ベンダが新しいサービスプロバイダを顧客とすることの出来るチャンスとなるだろう。この不況下においても、調査回答者であるサービスプロバイダの62-72%が2009-2011年の間とそれ以降も、40Gに対する投資を毎年増加すると回答しており、インフォネティクスリサーチ社は、製造メーカーに40Gへの投資を拡大し、先行して適切な価格の製品を販売することを推奨する」とインフォネティクスリサーチ社の主席アナリストMichael Howard氏は語る。

主な調査項目を以下にあげる。

*Alcatel-Lucent、Cisco、富士通、Huawei、Nokia Siemens、Nortelの6社のパケット光伝送システムベンダについて、サービスプロバイダに質問した:
-Nortelは、技術と製品ロードマップで最高点を獲得した
-Nokia Siemensは、セキュリティで僅差の最高点だった
-Alcatel-Lucentは、マネージメントで最高点だった
*今後数年間、パケット光伝送システム(POTS)に投資する計画のあるサービスプロバイダが増加する。POTS製品は例えば、ECI XDM、Cisco 15454 MSTP、Ciena 4200RS、Nortel OME 6500、Siemens hiT 7080
*サービスプロバイダが、今後5年間に40G以上を使用する主な目的は、10Gの集約によってポート数の増加を抑え、管理や運用コストを削減することにある
*100G光と100Gイーサネット製品は、今後約2年でまず独占形態(プロプライエタリ)で登場し、2011年には標準となるだろう

インフォネティクスリサーチ社の年刊調査レポート「サービスプロバイダの光パケット通信と40G利用計画:北米、欧州、アジア太平洋地域」は、北米、欧州、アジア太平洋地域の29社のサービスプロバイダをインタビューし、1年間かけてこれら以外の多くのサービスプロバイダとも討論をおこなった。調査回答者の8割以上は、パケット光伝送ネットワーク機器の購入に影響力のある主要な意思決定者である。パケット光伝送ネットワークキャリアのパケットトラフィックは、主にSONET/SDHと/またはWDM製品によるイーサネットである。

◆調査レポート
サービスプロバイダの光パケット通信と40G利用計画:北米、欧州、アジア太平洋地域
(リンク »)

◆米国インフォネティクスリサーチ社について
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