調査は、複数の事業分野でカリプソのシステムを導入している銀行を対象に行われました。特に、コモディティー、金利、金利スワップ等のデリバティブから、開発が進むストラクチャード・クレジットや株式デリバティブに至るまで、幅広いデリバティブ商品を一元的に扱うバックオフィス環境において、カリプソのバック・オフィスのプラットフォームを導入したケースの調査に主眼が置かれました。
調査報告では、銀行が別々に機能していたバックオフィス処理と技術チームを統合することで、大幅なコスト削減を実現できたことが、大きなユーザーメリットであるとしています。さらに、経理やその他データのリアルタイムで規則的な自動照合や、ウェブでの顧客向け請求書の自動発行などを通して、効率化と高レベルのSTP達成がなされたことも重要な成果であると指摘しています。処理機能は特定の商品に限定されないため、容量の制約を受けることはありません。また、システムの規模は事業成長をふまえたものとなっており、新たな商品を導入する場合にも、人員やサポートシステムを追加する必要はありません。インタビューの回答者の一人は、「一元管理型のバックオフィス・プラットフォームに新たな商品を追加するに従って、より統合的なイメージを顧客に提示できるようになった」と答えています。
カリプソの会長兼CEOのチャールズ・マーストンは次のように述べています。「カリプソは、常に顧客にROIの向上に寄与することに全力を尽くしています。フォレスター・コンサルティングによる今回の調査結果は、われわれのこうしたコミットメントを裏付けるものであり、今後とも、顧客である金融機関のコスト削減と効率化の向上を追求しながら、事業成長の支援を目的としてまいります」。
調査対象となった銀行の投資銀行部門のテクノロジー・グループのシニア・バイス・プレジデントは次のように述べています。「当行では、カリプソのソリューション導入後、バックオフィスのソフトウェア・ライセンス料、ハードウェアやメンテナンス費用が不要となり、アプリケーション担当人員の配置転換を推進することで、コスト削減を図ることができました」。
本調査では、フォレスター社の総合的な経済的影響評価(Total Economic ImpactTM)という手法を用いてコスト、メリット、リスク、柔軟性についての分析および算定を行うとともに、きめ細やかな銀行幹部との面談結果を分析した上で、調査結果をまとめています。なお、今回の調査によって明らかになったカリプソのプラットフォーム導入による主なメリットは以下の通りです。
- 総投資収益率(ROI): システム導入後22ヶ月のペイバック期間におけるリスク調整済みROIで227%を達成。
- メリット: システム担当の人員、技術サポート、インフラ、ソフトウェアのライセンスに関わるコストが不要となり、経費削減を達成。また、リスク調整済みの現在価値に換算すると、5年間にもたらされたメリットは総額1,760万ドル。
本資料は3月 17日(現地時間)に発表されたプレスリリースの翻訳版です。
カリプソ・テクノロジーについて
カリプソ・テクノロジーは、金融機関向けの統合型トレーディング・アプリケーションを提供するグローバルなアプリケーション・ソフトウェア・プロバイダです。トップ 10 の銀行のうちの 7 行を含む、90 社以上の顧客に、デリバティブおよびトレジャリー商品向けの業界初の統合アプリケーションであるカリプソのトレーディングおよびリスク管理プラットフォームが採用されています。400名超の従業員は金融機関および情報技術産業におけるエキスパートで構成され、15,000を超えるユーザーに革新的製品ときめ細やかなサービスを提供しています。詳細は、 (リンク ») をご覧ください。
※ カリプソは米国、EUおよび他の諸国におけるカリプソ・テクノロジーの登録商標です。
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