欧州と米国のブロードバンド加入世帯は、すべてのTV 2.0のサービスの中で、いつでもゴールデンアワー番組を見られるVoDサービス(Primetime anytime services)が最も価値のあるサービスであると回答していると、米国調査会社パークスアソシエイツ社の調査レポート「世界のテレビサービス市場概観 - Television Services: Global Outlook」は報告している。
いつでもゴールデンアワー番組を見られるサービスは、テレビ番組を放映時間に関わらずいつでも見ることができるもので、これによってサービスプロバイダは、競争の激しい世界のテレビサービス市場において、顧客を獲得したり、維持したりすることができるだろうと、パークスアソシエイツ社は報告している。世界のテレビサービス加入世帯数は、2013年には14億を上回るだろう。
「オンラインビデオは、ゴールデンアワーの視聴者を奪うのではなく、むしろ増加させている。米国のブロードバンド加入世帯の多くはテレビ視聴にオンラインビデオを利用しており、有料でインターネットビデオコンテンツを視聴する人の36%がゴールデンアワーの番組の視聴を増加させている。動画をPCではなくテレビで視聴するのは自然な流れであり、視聴者の現代の行動に適っている」とパークスアソシエイツ社のアナリストJayant Dasari氏は語る。
サービスプロバイダの競争は、この数年間でかなり激しくなってきた。例えば、ケーブルオペレータは、米国のテレビサービス市場の最大のシェアを保有しているものの、通信事業者/IPTVサービスの加入者は2007年から2008年に110%以上も成長した。サービスプロバイダは、いつでもゴールデンアワー番組を見られるサービスによって、顧客の満足度を高め、新しい収益を確保することのできる、例えば広告付きのVoDサービスなどの戦略を築き上げ、このような市場の移行という課題に打ち勝つことができるだろう。
【調査レポート】
世界のテレビサービス市場概観
Television Services: Global Outlook
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