■背景
コスト削減やITガバナンスの観点からシステム統合の必要性が高まる中、多くの企業で「サーバーの仮想化」が検討課題として本格化してまいりました(*)。仮想化技術が普及し、災害対策を含めたセキュリティ環境構築の必要性が叫ばれる中、社内のサーバーを人の出入りするオフィスからセキュアなデータセンターに移設する動きが広まっています。
しかしながら、移設時にシステム障害が発生するリスクは大きく、作業工数、費用もかかります。また仮想化新技術への対応はハードルが低いものではないために、多くのシステム担当者が検討しながらも、踏み切れないでいる状況です。
*大企業の70%が「サーバーの仮想化」を導入・検討しています。(「企業IT動向調査2009」社団法人日本情報システムユーザ協会 2009年04月08日発表)
■P2Vとは
「Physical to Virtual」の略。仮想化サーバーへの移設作業を大幅に削減し、リスクの低減を実現する技術として注目されています。
これまでの移設作業は、物理サーバーの環境を詳細に調べ、移設先の仮想化サーバーの構築、ゲストOSインストール、ゲストOSチューニング、アプリケーションインストール、アプリケーションチューニング、と物理サーバーと同様の構築作業を完了させた上でデータを移行するという手間のかかる作業でした。また、移設したドキュメントが完全でないと不具合がおきやすく、リスクの大きい作業でもあります。
P2Vでは、物理サーバーの環境を丸ごと「イメージ」としてデータ化し、このイメージを、そのまま仮想化サーバー上で運用できる技術です。
■「P2V」サービス概要
お客様のオフィスにお伺いし運用中のサーバーを、1日で、スカイアーチが保有するiDC内の仮想化サーバーに移設完了させるサービスです。仮想化・移設の作業工数、ノウハウがなくとも、調査、計画から作業、その後の運用まで、すべてスカイアーチにお任せいただけます。
・運用中のシステムを詳細に調査し、仮想化の可否、メリットをご報告。コンサルティングを行い、仮想化サーバーや移設作業の構成、スケジュールを決定します。
・作業当日は、スカイアーチの技術者が直接オフィスにお伺いします。お客様のシステムデータをコピーして、データ容量に応じた時間で仮想化サーバーへの移設作業が完了します。例えば、お客様の営業時間終了後に作業を行い、翌営業日から仮想化サーバーでのシステム運用といったスケジューリングが可能です。
・移設後は、マネージメントサービスをご利用いただき、仮想化サーバーの運用管理をすべてお任せいただけます。また運用をお客様ご自身でしていただくことも可能です。例えば、P2Vでシステム全体を定期的に仮想化サーバーにバックアップし、コールドスタンバイさせる、などのご利用も可能です。
【対象OS】
・Linux
・Windows
※各仮想化ソフトのP2V対応OSを対象
【仮想化ソフト】
・Hyper-V(Windows 2008 Server)
・Xen
・Virtuozzo
※その他ソフトについては別途ご相談
■料金表
サービス名:P2V
コンサルティング費用:50,000円~
作業費用:50,000円
※交通費は実費となります。
スカイアーチは、P2Vの提供を通し、仮想化移設を手軽に、安全かつ安価に実現することで、社内システムの仮想化を推進します。企業の情報システムが仮想化により、ハードウェアの縛りから開放され、よりビジネスの本質に注力できる環境が生まれるよう、今後も仮想化関連のサービスの拡充を図ってまいります。
■リリースに関するお問い合わせ
株式会社スカイアーチネットワークス マーケティング担当 松倉
TEL:03-5444-7300/FAX:03-5444-7355/E-mail:info@skyarch.net/URL: (リンク »)
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