INDITEXグループ、PTC(R) WINDCHILL(R)の選定により店舗インテリアの設計プロセスを加速

設計期間の短縮と情報精度の向上を目指し、PLMを導入

PTCジャパン株式会社

2009-07-15 00:00

【2009年7月15日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長 兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区)は、Zara、Pull and Bear、Massimo Dutti、Bershka等の有名ブランドを展開し、ファッション業界のグローバルプレーヤーとして知られるスペインのInditex(インディテックス)グループが、同国アルテイショ(Arteixo)を拠点とするストア・ファニシングデザイン部門において、PTCのPLMソリューションであるWindchillを導入したとの米PTCの発表を明らかにしました。同部門では、世界に展開する全店舗の設備、インテリアデザイン、ファニシング関連情報をすべてWindchillで管理する予定です。Inditexは、事前に定義された部品とモジュールの組み合わせを店舗毎に設定することで設計プロセスを短縮し、店舗所在地の地元業者へ信頼性の高い製作情報を早く提供できるようにWindchillを選定しました。
Inditexはテキスタイルデザイン、製造、販売に関連する100社以上の企業で構成されるグループ企業です。リテールストアやファニシングの視覚的、審美的な外観イメージは、商品やブランドのフレッシュなイメージを作り出すうえで重要な差別化要素となるため、店舗のデザイン変更や改装を頻繁に行い、大規模な投資をしています。


Zaraの建築研究部門責任者のホゼ・フロハン・レスア(Jose Frojan Resua)氏は、「当社の建築士やインテリアデザイナーは、プロジェクトプランやファニシングデザインを店舗建設業者に対してより早く提供し、店舗改装をさせなければならない、というプレッシャーを常に感じています。Windchillを導入したことで、信頼性の高い最新の製作情報を提供することが可能になり、デザインサイクルの短縮、店舗のインテリア・ファニシングデザインのグローバル管理、業者との関係向上につながりました」と述べています。


Inditexは、選定プロセスにおいてWindchillと他社ソリューションを比較し、すでに導入していた他社CAD製品および製品開発で利用している他のアプリケーションとの連携がより高度かつ迅速に実現でき、オープンでWebベースのアーキテクチャを持つWindchillを選定しました。また、PTCのプログラム実装パートナーであるDIMEF INGENIERIA(ディメフ・インゲニエリア)社は、Inditexにおける主要業務プロセスとワークフローを把握し、具体的なユーザ要件に対応するクライアントソリューションを開発しました。


グループ企業内のすべての建築士やインテリアデザイナーがWindchillを利用することになり、プロジェクトプラン、設計図、製造計画、部材リスト、カタログデータ、写真等の設計関連データそれぞれがリンクされ、体系的かつ効率的に管理することが可能になりました。新たに設計するファニシングやインテリア備品の標準化を進めることで、デザインチームは、事前に指定されている各構成部分や部材を組み合わせ検討しながら店舗設計をし、それらの構成情報は店舗の存続期間を通して管理されます。


Inditexは、提携企業からもWindchillデータにアクセスが可能にする予定で、リアルタイム・コミュニケーションの促進を可能にし、また旧版データ誤使用による不具合が低減されます。この製品開発システム(PDS)により、数千件におよぶ部材や色の変更対応が可能になり、毎年改定されるファニシングカタログの管理も強化されることになります。


米PTC製品・マーケット戦略担当バイスプレジデントのキャサリン・ミットフォード(Kathleen Mitford)は、「適切な情報を適切な人物に適切なタイミングで提供することは業種を問わず重要ですが、短いサイクルで進んでいるファッション業界では特に不可欠です。不十分な情報や古い情報の誤使用による新店舗オープンの遅延が招く損失は莫大なものになります。InditexグループによるWindchillの選定は、PTCの製品開発システム(PDS)が幅広い業種、マーケットに柔軟に対応できることを証明しています」と述べています。



【Inditex(インディテックス)について】
Inditexは世界最大級のファッション流通業を展開し、世界73カ国において、Zara(ザラ)、Pull and Bear(プルアンドバー)、Massimo Dutti(マッシモ・ドゥッティ)、Bershka(ベルシュカ)、Stradivarius(ストラディバリウス)、Oysho(オイショ)、Zara Home(ザラ・ホーム)、Uterque(ウテルケ)のコンセプトに基づく店舗数は4,300を数えます。従業員数は世界全体で80,000名、2007年度の売上高は94.35億ユーロに達しています。同社はマドリード証券取引所(IBEX 35: ITX)に上場しています。


【PTCについて】
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。


【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。Webサイト: (リンク »)


* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
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