クラウド上に展開される「@Tovas」と「帳票SaaS」が連携した「伝票@Tovas」は、見積・注文・請求・納期応答など一連の業務における伝票処理を自動化し、FAX配信やデータ配信が組み合わされた帳票配信基盤を提供します。連携によって、ユーザーからは「あたかも一つのシステム」として利用可能となります。
従来は、帳票作成、FAX配信等のシステムを自社で稼動させる必要があり、開発工数、運用工数はもとよりデータを統合するためのコストは高額でした。そのため中堅・中小企業におけるIT投資予算では限られた範囲の業務フローが改善されるに留まっている状態でした。この度発表する「伝票@Tovas」は、これらの作業を効率化し、伝票処理の自動化をはかる帳票配信基盤を従来の約20分の1の低コストで実現します。
具体的な利用方法としては、自社システムのデータを「伝票@Tovas」にアップロードするだけの非常に簡単な作業で、帳票の自動生成、FAX配信・データ配信までの煩わしい日常業務が全て自動化されることになります。生産性の向上に大きく貢献し、さらに内部統制に求められる行為の正しさ、「いつ・誰が・何を」送り、それが「受け取られたのかどうか」の証明が可能となり、企業のコンプライアンス強化も両立します。
旭化成アイミーの従来のシステムでは、納期回答を自社保有FAXサーバで処理しており、通信のエラーの対応やシステムのリカバリ処理などに専門知識をもった情報システム担当者が対応し、時間と手間のかかる運用となっていました。今回、「伝票@Tovas」の採用により、ERPシステムから出力される納期回答データを伝票@Tovasに送信するだけで、伝票の生成からFAX送信まで全てが自動化されることになり、業務のスピードアップと、より一層の最適化が図られることになります。
「伝票@Tovas」のサービスの特長は以下の通りです。
1.すぐに利用可能
ユーザーは送付データを用意するだけですぐに利用可能です。また帳票デザインについても個別の要望に合わせた設計を行うサービスを用意しています。
2.ドキュメントの到着確認
メール・FAXのインフラを使いながら、確実にドキュメントの到達確認を行うことができます。紙から電子へのスムーズな移行が実現されます。
3.低コスト
自社にて同様のシステムを構築・運用する場合に比べると約20分の1程度のコストで利用可能となります。
(初期コストの平均)
自社システム:約500万円(FAXサーバ+帳票ツール)
本サービス利用:約25万円
4.完全アウトソース
専門的な知識を持ったシステム管理者は不要となります。SaaS型のサービス提供のため、機器の購入や運用負担が不要なのはもちろんのこと、高い安全性、機密性、可用性を維持された状態が確保されます。ユーザー数の増減にも容易に対応できます。
5.配信コストの削減
郵送等の配信業務の大幅なコスト削減が可能です。具体的には郵送の場合(封入・封緘・投函・切手)からFAX配信へ切り替えで約10分の1、電子配信への切り替えでは約20分の1までコストが削減されます。月額1000通ほど郵送しているケースにおいては50%の移行で、年間約200万円程度のコスト削減が実現されます。
6.環境負荷の低減(ペーパーレス化促進)
紙の帳票類を電子化することにより、自社の帳票類の「ペーパーレス化」が実現するだけでなく、取引先企業内におけるペーパーレス化を促進することが可能となります。コクヨグループ内においては、本取り組みにより年間50万枚以上の紙の削減を実現しています。
○提供開始予定: 2009年8月24日~
○利用料: 月額基本料金 80,000円(消費税別)~ 要問い合わせ
(別途初期費用として、帳票フォーム作成費、月額FAX送信25円~、ファイル送信10円~が必要)
○2009年度導入目標: 50社
○製品連携のイメージ:添付資料参照
注1:情報トレーサビリティサービスについて
インターネット経由で利用できるASP・SaaS型で提供しているサービスです。企業からの情報送受信について『いつ、誰が、何を、誰に、どのように送信し・先方は受信したかどうか』といった流通情報(情報トレーサビリティ)を、第三者証明が可能な状態で記録・管理できることが最大の特長です。内部統制やJ-SOX法に規定される「情報と伝達」に関する管理・統制・モニタリングの実装を実現できます。具体的には、送達状況(受信確認)までリアルタイムでトラッキングが可能な状態になり、内部統制で要求される「監査証跡」が記録される形です。
注2:@Tovas ( (リンク ») )について
「@Tovas(あっととばす)」は、企業から外部に発信される文書の「流通情報の記録」に特化したインターネットサービスです。基幹システムや業務アプリケーション、電子メールといった日常使用されている業務インフラに連携することで、生産性の向上やセキュリティの強化、また内部統制に有効な形での「監査証跡の記録」を実現します。
利用するユーザーはハードやソフトを購入する必要なく、契約後からサーバ機能を利用することができます。これにより、パソコンで作成したデータを、高品質なFAXとして直接ペーパーレス送信することや、重要かつ大容量データの受け渡しをセキュリティが確保された状態で行うことが可能になります。且つそれらについての「情報トレーサビリティ(=情報の授受に関する足跡管理)」の確保がわかりやすく実装されており、「@Tovas」空間を経由して送受信された伝達事実(いつ、誰が、何を、どのように送ったか、それは受信されたかどうか)が、第三者機関(総務省、法務省、経済産業省認定の特定認証機関)での電子公証対象として証明可能になっています。その他、「@Tovas」の送信機能は、公正取引委員会による「電磁的記録による書面の交付」にも完全対応しています。
2008年7月2日に総務省の推進する「ASP ・ SaaS安全 ・ 信頼性に係る情報開示認定制度」を取得済みです。また2008年9月現在で300社以上(利用者数12,000人以上)の企業が契約・利用しています。詳しい情報は、 (リンク ») をご覧ください。
注3:帳票SaaS について ( (リンク ») )
「帳票SaaS」は、業務の効率化を様々な局面で支える見積書や発注書、納品書、請求書、申込書、会計帳簿などの帳票出力業務を支援するサービスです。日本のビジネスでSaaSを展開するにあたり、欠かせない帳票・レポート出力が課題となる中、SaaSアプリケーションと連携し、業務にあわせたきめ細やかな帳票ニーズに対応した帳票出力によって、お客様のビジネスを止めない業務環境を提供します。
コクヨS&T株式会社について( (リンク ») )
コクヨS&T株式会社は、コクヨ株式会社の「分社・持株会社」への移行に伴い、平成16年10月に発足しました。コクヨ株式会社は明治38年の創業以来、文房具・事務用品の総合メーカーとしてさまざまなお客様に快適なオフィス支援サービスを提供しています。快適で能率の高いワークスタイルを常に考える中で、平成16年より@Tovas(あっととばす)のサービス提供を開始しました。
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社について( (リンク ») )
「Form&Data」のウイングアーク テクノロジーズは、大手SI企業や企業の情報システム部門が取り組むシステム開発と現場業務の効率化をはかるため、「帳票、レポート、ドキュメント」の分野に特化したツール・ミドルウエア製品、サービス、サポート、導入支援、トレーニング等のサービスを提供します。とくに、情報システムに共通する「データ」のINとOUTに対して、業務に見やすい「フォーム」を使ったユーザインターフェイスによって、ソフトウエアの組み合わせによる短期システム構築と、わかりやすい業務の運用を実現しています。
■本件に関するお客様からのお問合せ先
コクヨS&T株式会社
東京都港区港南1-8-35
ドキュメントソリューション事業部 @Tovas事業開発部
TEL:0120-594-550 E-mail:info@attovas.com
URL: (リンク »)
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700 FAX:03-6710-1701
E-mail:tsales@wingarc.co.jp
URL: (リンク »)
※本プレスリリースに記載されている会社名、製品名等は各社の登録商標または商標です。
このプレスリリースの付帯情報
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。